建さん引退、寅さんデビュー!靴の話です

ついに建さんも引退が決まった。

わが愛靴、大工さんの履く労働シューズの「建さん 2」である。中敷きも穴ぼこで、小指側も破けて。

4〜5年前に履物と身体の関連を研究したことがある。その中で誰が履いても圧倒的に身体のこわばりが減り、歩くと速くなったのがこの「大工さんシューズ」。ホームセンターやワークマンへいけば、へたすると300円台から1000円以下で買える。

それ以来基本的にはこの、形状がやわらかい、底が薄くてクッション性がない、かかとがない、というこのタイプの靴を愛用。材質は地下足袋とほぼ共通で、指先が割れていないのと、側が浅く作ってあるのが違うだけ。履いたり脱いだりが簡単なやつですね。


理想の歩行ができる!何十万足売れています、というスポーツ会社のシューズは、実際にはそのクッション性があだになって首や肩にこわばりを作っている。身体が整う靴で安価で身近で手に入るのはこの大工さんシューズである。(地下足袋とは比較していないので、また履き比べる機会があったら報告します)


で、「ワークマン」的なお店にいくと、この「大工さんシューズ」には、けっこうブランドがあるのである。今回引退が決まった「建さん」は実は「建さん2」で新発売の「三代目 建さん」もあるのだが、品切れ。三代目の顔は拝めなかったのだ。

ほかにも「たびぐつ」「玄人」などという職人気質をくすぐるネーミングのものがいろいろあるのだ。

で、今回は冬真っ最中ということで、「寅さん」ハイカットタイプ、を購入。


足首がくるまれてなかなか良いような気がする。