整体には「3」が効く

整体で触れる際の指を、できるだけ三点でとらえるようにして大化けしました。

※「3」については下記のブログを参照してください。
 進化体操ブログ
 http://ameblo.jp/sinkataisou/entry-12144904473.html


ものの数十秒触れたら、受けている人がとろける。これは今までも同じです。が、とろけた中になんとも言えない気持ちのいい芯の伸び縮みがあって、とろけて。伸び縮みして、寝返りして、という無意識反射運動が、10分前後も止めなければ続くようになりました。

もちろん誰もがなるわけではなく、進化体操なども合わせて練習している人ほどそうなります。

前記した整体の「ワンタッチ」の効果が、より深く届くようになりました。時間的にも長くなりました。その背景に、何があるかと探しました。すると相手の人の身体を立体的にとらえている感触が大きくなったことがあるように感じています。

人はその自覚する情報の90%を、視覚から取り入れているそうです。目です。

視覚という情報のとらえ方をあらためて分析しました。目というのは、一番手前にあるものしか見えません。壁の向こうは目にとっては「ない」のです。

耳にとっては、防音壁でないかぎり壁の向こう側も、音さえすれば「ある」のです。見えなくてもあるのです。ただし、音がなる、つまり動きのないものは「ない」ことになります。

鼻・嗅覚にとっては、時間というものはあいまいです。においさえ残っていれば、そこにいないものも、いたことが分かります。
犬を散歩に連れていくと、前の犬がやったおしっこのにおいをかいだのち、自分のをひっかけて上書きしています。

時間も輪郭もあいまいですね。食べられる食べられない、敵味方といったことが明確になりそうな嗅覚です。

視覚に戻ります。視覚情報では「今」「目の前の」「一番手前にあるもの」が「ある」のです。

ということは、景色を一枚の絵のように切り取って見ていることになります。自分が動きますから、それが「絵」ではなく物体=立体だとわかりますが、情報の種類としては平面として見ていることになります。

その視覚を日常最も使う「五感」として採用している人間、またさらに文字情報という平面からの情報を大量にとっている現代人は、しらずしらずに感覚が平面化しているのかもしれません。

それで、人に触れるときに「3点」という条件をつけることで、立体である相手の人を診ている感覚が、立体を見る感覚に補正されているのではないかと仮説を立てています。

立体・物体・人体を平面扱いしているのをやめ、ちゃんと立体・物体・人体あつかいすることで、いきなり整体の効き目が一ケタ上がってしまったかのように感じるぐらいすごくなりました。受け終わった人も変化の度合いが過去最高の倍ぐらいはあるといわれる人が多くおられます。

仮説は仮設。それがあっていようとおるまいと、三点でとらえると、立体的に相手がとらえられて、整体の効き目も、体操による心身の変化も桁違いに大きくなる。これは事実。まだまだ研究の余地を残している「3」。

今年の進展が楽しみです!