627話 男子テニス部

夜の快の学校2期生の授業まで時間があったので、前々からプランのみがあったI藤さんが顧問をしているK高校の男子テニス部の練習を観にいく。

ニコニコによる「力めないからだを作る」ということと、「内観体勢」の修正によって「力みなく、故障のない、よりいいプレーができるのではないか?」というのが、I藤さんと筆者の仮説であった。

10人弱の1〜2年生と、飛び入りの3年生がういういしく迎えてくれる。

いつもどおりの練習をしてもらっている中で、生徒一人一人のくせやひずみを読みとって修正体操をかける、というプランであったが、あああ、まだまだ眼力不足。

なかなかに読みとれない。

うまく行きだしたのが「それぞれの一番不得手な動き」を申告してもらって、そのひずみを読みとって修正の動きを加えて、内観体勢が整った後、同じプレーをしてもらう、という方法をやりだしたあたりから。

同じ意識でやってもらっても「ブオ」っと振っていたラケットが「ヒュン」と鳴ったりする。

「あれ、えっ、今の何?」


という部員諸君の反応。くっくっくっ、楽しいなあ。

少ない部員であったので、全員に一通り一回以上の修正をかけてみることができた。

効果の大小はあるものの、「何かよく分からないけれど、何かやってもらった後はいいみたい」

という程度にはやれたのではないだろうか。

さて次回はいつ?と考えても、予定は立たない過密スケジュールであるが、このように好感度大の状況で、かつ手応えなかなかあるやんけ、と言う状況であるので、願わくば今日蒔いた種を、Iさんとの連携で、立派な花に咲かせてみたいものである。

和の武術的身体操作および、和の身体錬成法による、故障知らず、疲れ知らずの古武術庭球部である。

関西圏、高校スポーツ界の夜明けは近い(かな?)