2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

1122話 社長のメンツを立てる

人が意識的な動作をしようとしするとき、実際の意識よりも身体は先に動きだし、0.5秒遅れで意識はその動きの意図を知り、しかし、それを「みずからが出した指令によったもの」という捏造の記憶を生み出す、という「ユーザーイリュージョン」のことは、ず…

1121話 自然体チューニング 中小企業に貢献する

機械屋さんの二代目、雄次郎さんが久々に休みが取れた、と自然体チューニングを受けにこられる。 午前中、足裏グリップと綿だま補正、さらに手のひらグリップテーピングを行う。 先日、腰をぎっくりとやってしまった雄次郎さんであったが、テーピングと補正…

1120話 まがたまライン 変更

恒例の墓参り。 夕方に時間ができたので急遽S川さんと研究検討会。 足の裏のまがたまラインの変更が提案される。 なるほど。確かに。 親指はブレーキ説に納得。明日より、親指下に向かっていたラインは、鼻緒のラインへと変更になります。

1119話 あるから出てくるが、出せなきゃないも同じ

足裏テーピングとコットン球による触覚補正を全員に伝え始めて2週間。 土曜日、Y田君の知人のテニスコーチであるM本さんが、八王子から参加。 素振りは確かに力強く、素人ではないスピードに満ち溢れている。しかし、見ていて爽快感はない。これを言いかえる…

1118話 スポーツメーカーのスペシャリストがつくった靴は

某スポーツメーカーの「25万足が売れた!」というウォーキングシューズを通販で購入。4Eがあったので購入したのであるが、履いてみてすこぶる「調子が悪い。」 バッティングセンターに行く際に履いていったのであるが、打つ前から「この靴はダメ」と筆者の…

1117話 安らかに眠ろう

あいかわらず毎日がおもしろい。 やること、なすこと、講座・講習、行くところ、買うもの、発見があり、偶然があり、偶然の一致があり、うまいこと流れている。 もちろん、全ては「今の私」にとってのそれであり、筆者ではない誰かが、同じ体験をしたとして…

1116話 愛の流刑地のサザエさん

島根大学法文学部の同窓会誌に、拙文を寄稿させていただいたところ、編集に携わられる法学科の先輩にしてバイト先のOBにして、合気道部の同期、への君とパパリンK井君の高校の先輩である吉やんから 「原稿のお礼は我がふるさと、隠岐の島根の特産品を僕が腕…

1115話 S江さんへ 2

整体でも演劇でも武術でも、稽古や体づくりの中身というのは、自分の中の一点と全体の関係、自分と相手の関係というものからスタートしないものであれば、まことに的はずれであると思います。 発声練習なんてのも、誰にも届けるつもりのない声をいくらあ〜あ…

1114話 S江さんへ 1

先日の研究会の感想ありがとうございました。いくつか補足説明をさせて頂きます。 整体というものが、「悪い部分」を矯正する手技のことだと思われている方が多いのですが、これはまるっきりの間違いであります。ご本人がまるごと元気になることが肝心で、「…

1113話 本日ノ日記

終日和歌山也。朝、愛犬すずなの散歩す。 実家にて40年以上死蔵されし、定寸より短き下駄を履くもの也。かかとの一部後にはみ出すさいずなり。勿論、足にはてえぷ及び綿球は貼りたるものなり。 斯(か)くなる下駄歩行、上体の力抜けたること甚だし(はな…

1112話 バースデー

朝起きてふとんでまどろんでいると、子どもたちがかわるがわる「お父さん、お誕生日おめでとう」と、挨拶にやってくる。 さらに、あさちんの特大手作りプリンが、ケーキがわりに朝っぱらから登場。 幸せな親父である。 午後は劇団未来の島さんのお口添えで「…

1111話 私の仕事

贅沢な仕事をしている。 ありがたい。

1110話 いろいろあります

「まが玉ライン」の体癖運動対応点。テーピングでラインを貼り付けても、補正コットンを使ってもうまくゆるまない部分少しだけある。 そういう時には、対応点だけを取り出して強調してぐいぐいとその一点に集中するように踏みつけると、あらあら不思議。きれ…

1109話 重心と感受性

夜は、八木氏の呼びかけで役者のみなさんと研究会。 今回はK西G術座のみなさんが多数に中国演劇研究の研究会二回目のTさんなど。 来月に迫った公演の一場面などを、やや即興を交えて演じて頂く。 定時制の高校のつぶれかかったボクシング部。存続に立ち上が…

1108話 前世 2

ということで、人間にもあるけれども、決して人間だけでなく進化の過程では先輩にあたるものたちにもあるような「それ」を「私」の実態である、ということにしよう。 すると、獣たちというのは、決して「俺が俺が」と主張しているようには見えない。自分探し…

1107話 前世 1

前記の新聞書評にもあったが、意識が行動を決定しているのではない、とすると、たとえば文学で「私小説」と言われるようなものは、いったいどうなっちゃうんだろうとその影響を指摘していた。 つまり、「僕はこう思った、だからこうしたんだ」 というような…

1106話 お知らせ

4月29日の自然体チューニングおよび速読法とも定員に達しました。本日以後は「キャンセル待ち」となりますので、ご了承下さい。なお出席できなくなりました方は、できるだけ早くご連絡お願いします。

1105話 小出監督方式 その後

こういう整理がつくと、今回提案の「小出監督方式」というのも、うまく行かない人にはうまくいかないということが分かった。(あたりまえだが) それはみずからの中に、「本質的ないい動き」を見つけ、それに賛辞を送り続けることで拡大していく、という提案…

1104話 小出監督方式

意識の処理能力は多くて毎秒40ビットしかなくって、実際に得ている情報はその36000倍!!!!!という話は1001話前後で書いた。 これに関して少々。 まず意識処理能力の40ビットに関して。記事では実際には40ビットまでいかずその半分程度と…

1103話 角度を変えると

色々と発見が続き、アイデアが浮かび、またすばらしい示唆をもらう日々である。 今朝は新聞を読んでいた。なぜか新聞を読むときには「速読」はなりをひそめ、だらだらと読んでいる筆者であることに気づき、ふと「なんとなくだらだら読まないために、この記事…

1102話 事件は現場で起こっているんだ

意識の処理能力の36000倍の情報を得ているのであるが、じゃあ「意識」は何もしないでいいのか?ということになる。やはり「今から俺はこれがやりたい、これをやる」という「方向性を決める」ということは意識のお仕事であろう。 Y田コーチがテニスラケ…

1101話 意識が身体を動かすという錯覚 2

S川さんから連絡があった。「速動はすでに実験ずみでっせ」 とのことである。 なんでも「下り坂を使って全力で走る!」というような方法らしい。 なるほど。 訓練勉強トレーニングなどのこれからの傾向というものが見えてきた。 易〜難へ。低速から高速へ。…

1100話 意識が身体を動かすという錯覚

京都のI 崎さんが「これは参考になるのではないですか?」とご持参下さったのが、毎日新聞の10月6日の朝刊らしき書評のコピー。 『ユーザー イリュージョン』 Tノーレットランダーシュ著 人間が自発的な行為を実行しようとする意図を意識するのは、脳が行…

1099話 雨の月曜日

今日は和歌山である。子どもたちも春休みが終わろうとしている。 午後に少し時間があいたので、子どもたちと速攻でカラオケにいく。 徳永英明の「最後のいいわけ」で91点の最高得点をたたき出し、70点台連発の我が子たちに圧倒的な差を見せつける。 ふふ…

1098話 速(そく)

今日は自然体チューニングとネクスト、そして鳥久で宴会というゴールデンデイである。 歩くということの可能性が無尽蔵に湧き出てくる今日この頃であり、そのごくごく一部をみなさんと稽古する。 身体運動に適切な「回転」が生まれると、上昇下降の軸ができ…

1097話 体話 21 死後の世界 

死後の世界の研究は、死んでからすることにしている今は生きている人間のことで忙しい死ねばわかることを研究するのに生きている間の時間を使うのはもったいない

1096話 体話 20 正しく困ろう

困っている人は多いが、きちんと困っている人は少ない 自分と相手(対象)の二つがそろわないと きちんと困れない 我彼の二点が決まり 行くべき地点を決める そこに行くには、我にも彼にも足らないものがある そこで困るのが正しい困り方だ そこには欲求が生…

1095話 体話 19 道は足の下にある

道は、足の下に続く 術は手の内に宿る エネルギーは直線方向に流れるが それを生み出すのは円運動だ 我と彼のふたの「関係」があってエネルギーは生まれる 「私がしたい」だけではエネルギーにならない 「私がしたい」だけでは誰も動かない もちろん自分も動…

1094話 じくじく

「串刺し回転方式」と「バームクーヘン方式」で身体内部を朝からくるくる回しながら、道場へと向かう。 今までも、これ以上どうなるんだろうと思えるぐらいに楽な体であったのが、さらに力みが取れて柔らかい。その上でぐいぐいと上下に伸びていく。 気持ち…

1093話 正中線とバームクーヘン

正中線とか軸とか言われる概念がある。 今の実感は、これは物理的な静止した線ではなかろう、ということだ。 体幹部ならびに両脚などの円構造の部分を、回転するように移動するエネルギーによって生じる上昇下降のエネルギー線である。 右足から伸びる下降線…