2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

1331話 七色の枕草子

我が家の子どもたちのうち、上二人、高校中学ひろきあさなが試験中である。 あさちんが、隣で「枕草子」のプリントを取り出して音読をしている。 そこで、親のできるせめてもの応援と 「映画 もののけ姫のキャストが送る 夢のオールスター朗読による枕草子」…

1330

N川さんが腰を壊したと言ってやってきた。 身体の要求を読むと、「立ってられない、骨盤を閉めてられない」 だ。 しゃがんで足を広げればいいけれど、その時の上半身の重みが負担になって、それが「要求にぴったり」とはわからないおそれがある。 そこで、…

1329話 型とのかかわり 2

そういうやり方をしていると、「武術打法」のコツのほんの一つ、2ページほどの中身が、簡単に紹介するだけでも二時間三時間では終わらない深みと厚みを持った内容となって現れてくる。 自分一人で創意工夫したとしても、決して出会わなかっただろうものと出…

1328話 型とのかかわり型

「全ての答は型の中にある」と言われて、本を見、DVDを観る。 どれぐらいの達人になるかは明確になる。 しかし、三戦をやってもこれでどうして達人になれるのか、さっぱり分からない。 しかし、「必ずや答は型の中にあり、型を通して達人になる」というこ…

1327話 空想

読売新聞の夕刊が楽しい。 エネルギー問題の連載である。 エネルギーが枯渇する心配の連載ではなくって、「日本で、こんな研究している人がいまっせ」といういろいろを紹介している。 最初は、石油を作るプランクトンで、今の性能(?)を10倍にして、休耕…

1326話 自発的にやったこと

土曜日の稽古直前に「これって、こういうふうにやればいいのではないか?」という「言葉と心理」「言葉と表現」「言葉と学習」に関する一つの思いつきが浮かび、冒頭の時間、ご紹介と簡単な実験だけに協力してもらった。 仮説を紹介しただけだったのだが、可…

1325話 筋トレ

名称は大事だ。 名前は怖い。 筋肉強化トレーニングと表現すると、 「うん、うん。筋肉が、強化されるんだなあ」 という気になる。 が 「部分的、表層筋肉、肥大化現象」と言う呼び名を付けると 「げっ、バランスが崩れそう」 と感じる。 筆者のごとく筋トレ…

1324話 古民家生活

「紀泉わいわい村」という「再生古民家で何十年前の暮らしの道具で生活を体験し、宿泊できる」という施設に義父母、義妹一家と行く。 人気はあるのに、広大な敷地に宿泊できる古民家が6棟しかないので、なかなか泊まれるものではないらしい。 義妹が、半年…

1323話 合気異説

合気とは何か、合気道とは何かということの定義を述べる立場には筆者はない。その道の先人に直接学んでいる訳ではないから。 合気的なものの体験から、感じたことがらの私見を述べるだけである。 合気とは「相手の気に合わせる」という解釈解説や「天地一体 …

1322話

私を知るには、私と他者や事柄の関係を知ればいいのぢゃ、という意味のことを昨日書いた。 その関係の結び方は、私の中の「ある部分と他の部分」「ある部分と全体の関係」にきわめて酷似していると思う。 だって同じ人間なんだから、違う方がおかしい。 午前…

1321話

私は誰?何者?と、自分の中に探しても、分からないだろう。 あの人はどんな人?という時、私は別にその人の内面をのぞき込むわけではない(し、そんなことできない) その人が、他の人や事柄とどのような関係を結ぶか、を見て、感じることを持って「ああい…

1320話 呼吸

呼吸というものを、自分の中に探すか、自分と回りの交流と捉えるかで、行き先と景色が全然変わる・・・みたい。

1319話 いろいろ

朝のヨガ。 細分化した自分を少しずつずらしていく、という自分との関わり方をじわりじわりと実習。 なかなか変化の出づらかったT海さんも、この方法のコツをつかんだか、合せき前屈では、前に前にとじわじわと曲がり始め、最近「ヨガって楽しい!!」とい…

1318話 怒濤の11試合 紋トレチャレンジ

最近はスケジュールが合わず、道場には来れていないK山君から電話。 彼は、Y田君と同じ職場なので、間接的に「現在最も旬な稽古方法」は伝達されている。 今日は、およそ「2年ぶりか」という大会出場。 明日試合ですとのメールが前日に来ていたので(Y田…

1317話

Y田君のジュニア選手強化練習。 「ばらけたものを一にして、相手に入る」や「ラケットを刀にする」などなどを試み、確かな上達への変化を得たとのこと。 楽しいね〜。 今朝は早起きして生駒の総合体育館へ。あさちゃんの空手、G会の関西大会である。 おか…

1316話 

何かする時、そのままやり始めたとき、われわれ凡人の体や構えは、とんでもなく狂っている、ということを知らなかった。 個別に修正しても、なかなか整うものではない。 「ばらけ」を「一 (いち ひとつ)」にしてから、ぱっと持ち場に分けると、一瞬で本来…

1315話

カントリーダンスのA甲さんが、操法を受けに来られたので、内面がクインクイン回り出す最新の手当をした。 数分手を当てると、その後数分踊る。 内面が動きだして、気持ちよくってたまらない、勝手に動く、というわけである。 やりにくい動きを、がんばって…

1314話

「龍馬が行く」を毎日一冊読み返し中、ただいま5巻。

1313話 

相手を個体だと思って押すと、力のぶつかり合いになる。 相手を水の入った皮の袋だと思って押すと、相手の動きが手の内に感じられて、固体の時よりもずいぶんと簡単に崩せる。 手のひらの紋を、洗面器を指で弾いてできる波紋のように見立て、相手を「振動す…

1312話 かかわり

上達する、うまくなるということを考える時、「自分をどうこうする」という意識ではうまくいかない、ということが実感として現れてきた。 たとえば、身体操作に興味があって、「立ち方」なんぞを工夫し始めたとする。 正中線を立てるとか、足の裏をしっかり…

1311話 歌わせたい男たち

ということで、京阪京橋の次駅、電車から見える劇団未来の事務所兼、ワークスタジオでの公演へ。 10分前に到着。 劇団未来 第70回公演 「歌わせたい男たち」 を観劇。 今回は、自前のスタジオでの公演なので、11月7日〜9日までと、翌週の14日〜16日まで…

1312話 喜びのアイーン

朝、実家のリフォーム相談にちょこっと顔を出して、「その道に詳しい」順子に交代してもらって、のち神戸へ。 Mさんのお母さんが、脳梗塞で倒れて右手が利かないということでお見舞い。 Mさん、習い覚えた整体で、なんとかお母さんの回復を助けたいのであ…

1311話 リアクションは回る 2

リアクションに気づいたのも、紋トレによって「感覚の細分化」があったおかげかと思う。 さて、朝昼夕夜、せっせとリアクションを追い、回転を味わって消さないようにする、で操法をした。 その時受けたNさんからの翌日頂いたメール。 「先生、こんにちわは…

1310話 リアクションが回る

まだ兆しであるから、絶対的に体得したものではないけれども、相手に触れている感じに今までとははっきり違うものが出てきた。 触れた瞬間、今までなかった圧が相手にかかる。それはまったくまだ圧力といっていいほどのものは使わない。圧というよりは触、「…

1309話 I上くんへ

速読講習参加の「超遅読み自覚あり I上君」から「その後」メールが来た。 「普通の文章なら行く前よりは比べもんにならないぐらい速くなったし、内容もだいぶん入るようになりました。」 それは結構! 読書速度も3倍を超えて、4倍に迫ってきたと言う。 「…

1308話 S原君へ

2日の自然体チューニング講習に参加のS原君からの「その後メール」が届く。 講習後初めての踊りのお稽古。DNAワードを発し、紋を描きまくりしたら 「すると、効果は表れました!まさに自分の中で歯車がカチッと合った瞬間でした。自分で言うのも何です…

1307話

宮大工、西岡常一棟梁の弟子、小川三夫さんの著書「木のいのち 木のこころ」地の巻に、宮大工たちが、仕事が終わってから、数時間かけて道具の刃を研ぐということが書かれている。 それは、時間をかけてとびっきりの切れ味の刃をつけている作業だと思ってい…

1306話

いい仕事がしたい。 いい仕事というのは、その道の先人に恥じず、今のユーザーによく、後進にとって目指すべき価値のあるような、そんな仕事かなと思う。 過去から未来への流れの中にある。 流れの一部であって、全体の部分である。 そういう自覚のもとに励…

1305話 体視

かよちゃんが、生駒から見た山々の絵を持参してくれる。 点描で描いた鬼っ子から見る奈良の山並み。 絵本教室で突然1メートル以上の長さのある紙を配られ「自由に書いてみて」と言われて90分、一心不乱に点を打ち続けたそうだ。 近くで見れば筆で書いた点…

1304話

手のひらの紋をずっと追いかける。 すると感覚の目盛りが小さくなる。小さいの目盛りが当たり前になってくる。 ヨガの時間。 その小さい物差しを当てて自分の体を感じてみる。 手のひらの中の物差しをいろいろなところに当てる感じだ。 細かくすると、なんて…