2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

786話 たったの○日

驚くなかれ(いや、ホントは驚いてほしい)なんと3日である。たったの、わずか、3日である。二泊三日なのである。 新入りが入った時には、3日前に取り込まれたタンパク質は卒業である、出所である、退職である。 見かけ上は何ヶ月もそこに存在する細胞で…

785話 生物と無生物のあいだ 前編

講談社現代新書・福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1107件) を見る を読む。 これまた…

784話 ラブリーな武術

忍者の初見先生のように、やられた方がもう訳がわかんなくなっちゃって、「丸め込まれながらも笑うしかない」、というような境地は目標にしたくなるような境地の一つである。 黒田先生のように、相手の手をやわらかく持って軽くふり、「目玉」と言えば目に、…

783話 CanCamの「ひとり勝ち」状態 より

筆者が勝手に『ブログ道』の師匠とあおぐ内田樹老師の手による、毎度毎度触発されること大な偉大なるブログ「内田樹の研究室」において【CanCamの「ひとり勝ち」状態】を話のまくらに、「ラブリーな日本・論」を展開されている。 http://blog.tatsuru.…

782話 ブンブンブン 蜂が飛ぶ

朝のヨガのクラスが終わって、午後の身体調整の稽古会までの間に整体の方が3名。 O谷さんに手当をしていると、クーラーをできるだけかけない方針の道場の、大きく開け放した窓から、ハエが一匹ぶんぶん、と見る間に3匹に。 くみ取り便所も野ツボも絶滅した…

781話 ぬかにぬか

無洗米というお米がある。 米のとぎ汁がいったいどれくらい下水に負荷をかけているんだろう!と思ったある精米業者の方が、「じゃあ米をとがないでもいいお米を作ろう」と思い立って作ったそうである。 そして試行錯誤の結果、精白後の白米にまだこびりつい…

780話 レス フル

筆者の『ささやかな幸せ』に関して紙数(文字数?)を費やしているのは、その続きに何か書きたい(意識の表面に整理した形で浮上させたい)ものがあったからで、別段読者のみなさまに「こうやって幸せになりなはれ」などと言う意図があるわけではない。 続け…

779話 こんなはずじゃ

何か事件があると、取材・報道される切り口というのは「何が原因か」であり「誰の責任か」というオンパレードになる。 それらがあきらかにされないと気持ち悪いから、収まりのいい原因やら責任者をあぶり出そうとする。 こういうスタンスが都市化そのものの…

778話 都市化

私は非常に幸せである、と数日前に書いたし、たびたび書いた。 それは、嘘ではない。しみじみと幸福感や気持ちよさを味わう度合いというのは、確実に増えている。 たとえば、気温の高いのは感じてるけれども「暑い」という不快感は感じておらず、いろんな人…

777話 行けそう? 早明浦ダム

四国が渇水になったら、干上がったダムの底から「元役場」だったか「元学校」だったかの建物が出てきて、それが決まってテレビに登場するは早明浦ダム。 早くも30%を切った貯水量なんて報道が数日前にあった。 その後の早明浦ダムはどうなったのか気にな…

776話 ♪よーく考え・・・ない

よーく考えて行動しなさい、なんていうけれども、人の体を調整したり武術を練習したりという場合には、よーく考えると、かえってうまくいかない。 稽古に来られている方の様を見ていると「あっ、考えている、あれじゃうまくいかない」というのは分かる。(こ…

775話 目が覚める

日曜日に、6時間半ほど寝て、ゆっくり起きてまいちんと科学館に行ったらr、すっかり疲れたと書いた。 「からだから自然を掘り出す氣のトレーニング」の効果で劇的に体調良し!と思っていたのは思い過ごしだったのかな、と感じたぐらいであった。実は体力は…

774話 ドーナツで子どもを釣る

テスト中なので、お昼で中学生組二人が帰ってくる。 昼飯を一緒に食いながら聞くと、それぞれ、そこそこのテストのできばえのようです、とのこと。 「笑っていいとも」で香取慎吾が「ミスタードーナツ」を食べており、二人の目と胃袋が爛々と輝いているので…

773話 疲れ

今日は休みで、上の二人はテスト期間中のために、まいちんと二人、午前中「こども科学館」に行く。 そして、おっそろしく疲れたことに気づく。 科学館はとってもおもしろかったし、プラネタリウムだって楽しかった。 ただし、「ただ遊ぶ」という回路が筆者の…

772話 ○かまえ商店

近所にガレージがある。 スレート葺きっていうのか、簡単な屋根がついていて、シャッターがついていて、AとかBとか記号がシャッターに書いてある、というようなガレージ。 L型になっていて、西に向いて表通りに面して4庫。南に向いて横町に面して1庫。ち…

771話 体感した人と話すのは楽しい

O澤さん、いっぱいコメントありがとうございます。でも、その人が体験したことのない体感を、その人に理解できるように説明する、というのはなかなか難しいですよ。無理と言った方がいいかもしれない。 さて、以下は、Y氏のプロデュース公演の「追憶ノ青いバ…

770話 怪はないでしょ(笑)

O澤さんが「せんせが大晦日の日に『坂道を歩いても平坦な道と同じような手応えになる』と言われていましたが、『何のこっちゃ』という感じでお聞きしていたのが、半年たって分かりました。実感しました」 というようなメールがあった。 O澤さん曰く、「坂道…

769話 宿題

Y木くんから、分厚い封書が届く。切手200円分だからけっこう重い。 「これは『マイケル・チェーホフ』という巨匠『アントン・チェーホフの甥っ子』が書いた『演技者』というテキストなんだけんね。『スタスタ何たらスキー』(う、覚えられない)の演劇訓…

768話 しあわせである

朝から家族は出払っている。(当たり前だ。平日だ) すずちゃんの散歩をずるずると後伸ばしにして、中場利一の「岸和田のカオルちゃん」を読了。岸和田のカオルちゃん (講談社文庫)作者: 中場利一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/01/16メディア: 文庫 …

767話 お知らせ 快の学校

10日快氣法をより深く学びたい人のため、また指導者を目指す人のためのコース 創始者・河野智聖先生直接指導の【快の学校】大阪校がスタートしました。 本年で三年目を迎える快の学校。 この日はベーシックコース。ひらたく言えば一年生のスタートです。 …

766話 独り相撲は楽しい 後編

相手の芯まです〜っと氣が「通らない」かわりに、【作為、邪心、勝ちたい心、倒そうとする力み】でブロックされた氣が、逆流してこちらの体に戻ってきている。 その「氣の流れ」のようなものに意識を合わせると、あら不思議。技をかけているはずの自分の、そ…

765話 独り相撲は楽しい 1

武術の稽古。正座にて両手首を持たせておいて、精妙なる体と気の運用によって、力に頼らず相手を崩し、転がす、というような稽古をする。 というふうに書くと、筆者が【精妙なる体と気の運用によって、力に頼らず相手を崩し、転がす】ということを自由自在に…

764話 年に一度の大学の先生 後編

やりやすさの背景には、受講されるみなさま方のありようというものが一番であるが、筆者の授業に挑むスタンスの違いというものもあるように思う。 4年前。当時は、とっても肩に力が入っていたのであった。授業終了後も肩で「はあ、はあ、はあ、はあ」と息を…

763話 年に一度の大学の先生 1

今日は一年に一度、Y女子短大の先生として授業を行う日である。 ファッション表現学科の「リラクゼーション論」の連続講座のうち、一回を担当することになっている。 本来の担当はA井先生で、A井人脈の中から『交流分析』の先生やら、「真言宗のお坊さま」…

762話 天丼の裏には何がある

南森町で、「天丼 500円」のお店に入った。 BGMにかかっている有線放送が、いきなり南沙織である。びっくりしていると続いて松崎しげるが絶叫する。さらにピンクレディときて、歌手は忘れたが「同棲時代」と続く。 1970年代の歌が軒並みである。な…

761話 本日の老師のお言葉

本日の老師のお言葉養老孟司 内田樹 対談「逆立ち日本論逆立ち日本論 (新潮選書)作者: 養老孟司,内田樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/05/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (59件) を見る 新潮選書 より 内田「みんな…

760話 そのかわりに

筆者、寝ることに関しては、おそらくかなり質が良い。 たいていの夜、寝たら・・・・、朝になっている。最近(って前からかな)寝苦しいとか、目が覚めるとか、眠れないということはほとんどない。 ところが、昨日は、眠れない、何度も目が覚めるという思い…

759話 同窓会

一日「島根大学文理学部・法文学部 関西地区同窓会」なるものが開催され、筆者ひっさしぶりに背広を取り出しネクタイを締めて、肥後橋の叙園へ。 開催の企画段階で、同期の「エキサイティング・フットワーク 演劇プロデューサーY木氏」がかかわっており、同…

758話 六ツ子の魂 46まで 完結編

ところで、この「正信偈」であるが、実は、筆者はその冒頭の部分だけであるが、齢六歳にしてそらんじていた、という過去がある。(へんなガキでしょ) 筆者のおじさんが、四十代の若さで脳腫瘍であっけなく往ってしまったということがあった。当時筆者は幼稚…

757話 六ツ子の魂 四十六まで 5

浄土真宗の重要教典である「正信偈」は、釈尊(おしゃかさま)の説かれた「お経」ではなく、親鸞上人の作である。(とホームページに書いてあった) 筆者は浄土真宗の門徒だという自覚はまったくないのであるが、父の亡くなった後、ここ数年繰り返された回忌…