2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

907話 伝わるから楽しい

それにしても、甲野先生はお疲れのようである。随想録には、忙しすぎることの嘆きが随所に書き込まれている。というより、嘆きの間に「誰々に会って嬉しかった」とか「先月とは○○の技のレベルがとうてい違う」というような本来書こうと思われていることが点…

906話 先人のお陰

たまに甲野善紀先生のHPに飛び、随感録なる日記を拝読する。 とても有名になり、各方面から引っ張りだこの甲野善紀先生である。 甲野先生は、凄い方である。何が凄いって、「僕は強くも上手くもありません」というところから武術家宣言(著述活動)を始めら…

905話 小さい秋見つけよう 完結編

さて、そういう原理に乗っ取って、筆者もせっせと「不快な部分」を見つけては、歩きながら解消して楽しんでいたのである。 しかし、不快を探すというのばかりやるのも「いまいちかな」という感触もあったので、「快適なところに焦点を合わせればどうだろう」…

904話 小さい秋みつけよう 2

猛暑は話題になる。連日ニュースになる。注目される。もてはやされる。異常気象とか「温暖化」とかレッテルを貼られてしまう。常と違うことはニュースになり、注目を浴びる。 冬だって、厳冬とか大寒波というとニュースになる。暑さ、寒さというのはより厳し…

903話 小さい秋みつけよう 1

26日涼しい!朝から涼しい。朝が一日の中で一番涼しいのはあたりまえだけれど、朝っぱらから暑い!昼夜ぶっ通しで暑い!というのにあんまり慣れていたものだから、ついつい朝がちゃんと涼しくなっているのを感じて嬉しくなってしまう。 駅まで歩く時の日差…

902話 ドリカムの美声と桃ちゃんの肩甲骨

23日 お盆休み以来のお休みである。 前日から、義妹がちびちゃん3人を連れて、午前中まで遊びに来ている。午後からはフリーで、ひろきも塾はない。 先日の合宿の際、鬼っ子広場になんと道場専用の掃除機を忘れてきたので、取りに行きがてら、子どもたち三…

901話 900話突破

めでたいついでに、この拙文集も通巻900話を越えた。 「はてな」にする前に、ココログやよく分からない日記ページで245話ほど書いている。それも加えての900話であり、とりあえず、「はてな」では1000話までは書こうと思って始めた。 今46歳…

900話 連続アップ一年突破

さて、こたびこの昨日22日をもって、ブログは一年間欠けることなく365日続いた。昨年の9月22日から連続アップが続いている。 めでたい。筆者以外は別にめでたくもなんともないだろうが、筆者としてはめでたい。筆者以外は誰もそんなこと知らないし、…

899話 熱く語る 後編

人口減は良くないというのが、今の日本の論調である。では、今「結婚ブームかつベビーブーム」であったらどうなるのであろう。各家庭に子どもが4人5人が当たり前。右肩上がりに人口が増え、2億人に迫る勢いだとしたらどうなるのであろうか。 いまだって就…

898話 暑く語る

いろいろ 暑い。9月の暑さは、ふつう残暑というのだろうが、昨今のこれは「暑さ本番」であって、「残」の字をあてがうことには抵抗がある。 「残」のつく単語を挙げてみる。 「残雪」 「残念」 「残飯」 残雪というのは、岩肌、山肌が大幅に露出した後に残…

897話 合宿 その後 

合宿その後S崎さんが道場に来られた。S崎さんは、ここ二ヶ月ばかりで様々な体調の改善があって、そういう「成果が上がっている実感」が今回の合宿参加にもつながったという。 さてS崎さんのそのおりの報告によると、合宿中にさらりとふれた『ぶさいく体操』…

896話 大塚愛クラッシック説 後編

♪笑顔咲ク〜 君と〜 抱き合って たい のさびの部分にハミングでバックコーラスをかぶせた。・・ら見事にはまった。実に美しいハーモニーであった。筆者には実は音楽的才能が気づかぬ間にはぐくまれていたのかと錯覚するほどであった。 あまりに見事なので、…

895話 大塚愛クラシック説 前編

『いい加減歌い方のバリエーションが枯渇したので、バックコーラスをやる。ハモる。そして恐るべき事実を解明した。』の続きである。 往復の道中、片道2時間、エンドレスで聴き、歌う。3分40秒ほどの歌なので一時間で25回歌えるので、往復4時間でざっ…

894話 合宿報告

昨日、今日は生駒・鬼っ子での二回目の合宿。 合宿の詳細は、えこまさんが写真入りで紹介して下さっている。ロケーションから周辺グルメ情報まであるので、より『合宿の実態』に近いともいえる。(近所のお店の話で盛り上がりましたからね)実態というか全貌…

893話 精進の日々

柔道で、日本がなかなか勝てない。 日本人が見れば「誤審」と思えなくもない試合も確かにあった。審判のレベルというものも確かにあるのかもしれないけれど、それだけだろうか。 スパーンと投げたら一本で、そこまでいかなきゃ技あり。技としてはまあ認めて…

892話

大塚愛の「さくらんぼ」をエンドレスにCDで聴きながら、自動車で道場へ。 マットなどを積む。明日からの合宿用だ。

891話 あっちこっち

朝、和歌山で整体。終わると同時に、駅に向かう今受けたところのK川さんを追い越して、生駒のN田さん宅へ。 久々にN山さんも来て、親子孫の三世代を整体。途中に雨。最近は「スコール」というような勢いで雨が降る。 終わると同時に、南森町のホロンさんへ。…

890話 大人の寺子屋 開催予告

来る10月7日の「自然体チューニング 一日講習会」の後の時間帯で(開始時間未定) 「大人の寺子屋」という対談と飲み会イベントを開催する予定です。 今後しばらく毎月続けるつもりですが、会場がいきなり神戸の「鳥久」になっちゃったり、和歌山の川原に…

889話 口は災いの元 異説

さて、今日の気づきは口である。人間以前の口はみなさんしっかりと裂けている。四つ足ほ乳類というご先祖さまを見るならば、口は手のかわりに物を持つ部分でもあるのであるから、横にさけて「洗濯ばさみ」のような形状をしていないと、くわえにくいことはな…

888話 耳すりすり 鼻すりすり

「青いバラ」の前説では、【耳すりすり、鼻すりすり、おめめパッチリタッチング】の劇的効果を満場のみなさんにご披露した筆者であった。 視覚情報に頼り切っている現代人は、首の動作の動作の起点が「目」になっている。 動物であれば、鼻が利かない、耳が…

887話 かけがえない 2

だいたい、筆者の参加のしかたはきわめて打算的である。何の生産性もやりがいにもつながらない色が濃ければ、上手に理由を付けて、撤退方向に身を置いたであろう。 常にそこにただようオーラを値踏みしている。失敗につながると思えば、すすすっと後に引く。…

886話 かけがえない 1

昨日、『今がとりあえず80点だと仮定すれば、120点、140点の世界がどういうもので、それは行って行けないようものではないぞ』ということを書いた。 確かに、終わってみれば「ああすれば良かった、こうもできたのではないか」ということは出てくる。…

885話 初日

「追憶ノ青いバラ」公演初日である。 当初は役者のチューニングをやれる範囲でやっていくべ、というスタートであったが、そちらの方も徐々に本格化していった。 また、途中「役者をより自然な状態にリセットチューニングするのが必須であれば、観客もまたそ…

884話 みんながやっても世の中がおかしくならないこと

運動や氣のトレーニング、氣の整体などを日常にしている。 一つの目安は、「世界中の人が身につけてもいいもの」「身につけることが可能なこと」というおおざっぱなラインを設けている。 私にしかできないこと、というのは基本的に採用していない。私にしか…

883話 体を調律するということ

体を調律するということ。 体をピアノに例えれば、ドの鍵盤を叩いてドの音が出ない人が多い。 レを叩いているつもりで、ファを叩いている人もいる。 鍵盤の数を過小評価していて、ある鍵盤をないものと思っている人もある。 鍵盤のないところを叩いている人…

882話 誰のせい 何のせい

「私がこういう症状なのは、姿勢が悪いからでしょうか」 という質問をよく聞く。そうだとも言えるし、違います、とも言える。 その人の持つ「姿勢が悪い」という言葉の背景があまりにも短絡的で表層的であるので、後に続ける言葉に困ることが多い。 そうだ、…

881話 いろいろ

いよいよ、この土曜日「追憶ノ青いバラ」公演始まります。 稽古はだいぶんといい感じです。土曜日の夜の部が一番込んでいます。日曜日の午後がその次。日曜日の11時開演の部が、空いているようです。どの時間帯でも行けるわ、という方は、日曜日の午前中を…

880話 頭よ、休め 

先日の「追憶ノ青いバラ」の稽古での話。 下原トムが「一人語り」の稽古をしていた。一生懸命セリフを言っているが、そのセリフからはこちらの体に感動が伝わってこない。ところが、彼の内面をスキャンすると、セリフの一言一言に、ものすごく動いている。 …

879話 レコードダイエットと社長になりたい人

レコードダイエットというのがあるそうだ。筆者が耳にしたのは、体重100キロを超える「オタク評論家」の人が、別人のようにスリムになって出演していたテレビでのコメントである。 目標を立てるとか、一日何カロリーに制限するとか、そういうことはしない…

878話 おんなの勘はするどい

骨盤を調整のメインに置いて色々と試みている。 骨格模型を見れば見るほど、そしてみずからの身体内での骨格のありかの感覚を明瞭にすればするほど、骨盤というところは、重要かつ面白いところである。 なかなか内包するエネルギーも強大のようである。人間…