896話 大塚愛クラッシック説 後編

♪笑顔咲ク〜 君と〜 抱き合って たい


のさびの部分にハミングでバックコーラスをかぶせた。・・ら見事にはまった。実に美しいハーモニーであった。筆者には実は音楽的才能が気づかぬ間にはぐくまれていたのかと錯覚するほどであった。


あまりに見事なので、自分のハモだけ別に歌ってみたら、ただの「カノン」であった。単調にゆっくり6つ下がって二つ上がる。どう考えても「カノンなので」


歌詞  ♪笑顔咲ク〜 君と〜 抱き合っ てたい
ハモ    woo     woo   woo    woo


のwooを四つにきざんで「ルルルル」に変えてカノン風にしたら

歌詞  ♪笑顔咲ク〜  君と〜 抱き合っ  てたい
ハモ    ルルルル     ルルルル  ルルルル   ルルルル


やっぱりはまった。


カノンってのはCMなんかにもけっこう使われている曲で、声を楽器として使いこなす天才山下達郎先生の、名曲「クリスマスイブ」の歌詞のない「♪ダバダバダ〜バ〜」の部分である。かの曲は山下達郎先生が「わしゃ カノンがやりたいけん、この曲作ったんだけんね」と公言しておられたと家内に聞いたのであるが、さくらんぼに関しては、大塚愛が「あたいもカノンがやりたいけん、この曲作ったんだけんね」と言ったとは聞いていない。


大塚愛ファンの中では周知の事実かもしれないが、筆者は知らないので、筆者自身の「お手柄」として、ここに公開するものである。無知は強みなのである。


ゆえに、「大塚愛が、密かにさくらんぼの中に【カノン】を隠していたさくらんぼダビンチコード陰謀説」にしたがって、続きを書く。


ここにして、筆者がカラオケで歌う際に、ことごとくそのタイミングをはずしていた「yeah!」や「woo yeah woo   woo yeah woo」さらに「もう一回!」の謎が解けたのである。


これは「カノンが持つ最大の特徴である【単調さ】」から目を逸らさせるための巧妙なカモフラージュ」であったのだ。曲の冒頭を「古びたレコードを蓄音機で再生した的音声」に変換して始まるのもまた、それら一連のカモフラージュの一つであったのだ。


ま、筆者以外にはほぼ誰も感動しない、これだけの話でした。


ということで、上記レポートは、筆者の推理に「さくらんぼは確かにカノンです」とお墨付きをくれた、ちずちゃん@声楽修行中は読んでね。


ま、何事も数多くやると得るものはあるということで、まとめましょう。