2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

1061話 対話 10 偶数種の役割

奇数種の身体性をながめていたら、「個の生存」にかかるものが集まっていることに気づいた。 と書くと逆である 偶数種の身体性の意味を考えていたら、それらはことごとく「他者や環境との共生」にまつわるものであったと気づいた、が先であった 過去方向に時…

1060話 う〜ん そうなんだ

28日の読売新聞・朝刊「教育ルネサンス781 激戦!塾 予備校」 「公文式」に対して「本当の学力がつくのか心配だという声もよく聞きます」というスタンスで、「基礎基本の定着とともに、理解力、発見力、表現力の3つがつくようにします。目指すのは『使え…

1059話 体話 9 楽しい「ビリ」

武術や整体などで、 先人の名人達人は先を歩く人である それら先人から少しでも学び取り体得し 後に続く若い人に渡す 若い人は後に続く人だと思っていたが 違った 若い人達は、私が死んだあと 私が至れなかった先を歩く人である そうでないと世の中良くなら…

1058話 Y田くんの「その後」

Y田くんの「それから」 ヒントは、人混みの中で、すれ違う直前に「おお、見目麗しく、とっても好み!」という異性に筆者の身体が反応してしまった際に、とっさに生じる反応にある。 というものが、高速サーブに対応する「秘策になるのぢゃ」という話である。…

1057話 研修課題?

今日は恒例の「ドライブ&墓参り」である。 BGMは、1970年代の洋楽を40曲収録したCD。 40曲の中で「エンドレスに聞き倒す」対象として選ばれたのは、もともとこのCD購入の理由になったミシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」(最近何か…

1056話 雪の高野山

今日はお休みの日曜日。 ひろ兄(にい)は受験勉強だし、あさ姉(ねい)は期末試験なので、まいちん一人が空きである。 生まれてこの方、「つもった雪を見たことがない」とお嘆きのまいに、発作的に「雪を見に行こう」と告げる。 行き先は高野山。 「高野山…

1055話 Y田くんのやばいサーブ

テニスコーチのY田君が「やばいことになっている」 上下型1種のY田君は、I 藤せんせのテニス部の教え子であるが、河野先生のクラスを2度ほど受講された同じくテニスコーチのKさんにも一時師事していた。が、筆者のことを知ったのは、お気に入りのお店の関…

1054話 体話8 見えるから歩ける

聾唖の人がしゃべれないのは 自分の発する音が聞こえないからだ。 ときどきヘッドフォンをかけたまま 音を外して歌っている人がいる 自分の声が聞こえないと、ああなる 自分の出している音を、よく「聴く」ことが、楽器や歌の上達の秘訣だ 聾唖の方でも会話…

1053話 体話7 悩めるMちゃん

Mちゃんが悩んでいる。 Mちゃんは開閉型9種だ。 地に足をつけた暮らしをのぞむのはその現れだ。 開閉型の次に来るのは前後型5種。 五種的なイメージ すなわち「動く人」を支える時がいっちゃん充実していた というMちゃんの体験は、自然法則に合っている。…

1052話 体話6 高速大量

『高速大量』 今、人のからだ、左右の役割、歩みの中にある五体癖などが ほとばしるようにアウトプットされてきて 嬉しい悲鳴を上げている その直前に何があったかを思い出すと 片山先生の「骨盤と整体」の本と 二宮先生の「左右の違いに注目した整体」の本…

1051話 体話 5 「勉強しよう」

『 勉強しよう 』 伸びる幹は一本だが 根っこは無数だ。 勉強は根を張る行為であって 幹そのものを伸ばそうとすることではない 無と思われるものから有を生みだし 無意味と考えられているものから意味を見いだし 無用のものを有用に変えるのはおもしろい だ…

1050話 知らぬものは語る

『 だから書く 』 ブログの1044話で、自分でも偉そうなことを書いているなと感じていたら、 読者の方からすかさず 「知るものは語らず、知らぬものは語るなんじゃないの?」 とのコメントを頂いた。実に的確な指摘だなあと感心した。この回は著名な先人…

1049話 体話 4

『 後ろ向き 』 前に出ていくことで、より遠くのものが視界に入るが 同時にすぐ近くに見えているものが 視界から欠けていくことにも目を向けよう 後に下がっていく時に 小さくなって見えなくなる「遠くのもの」はほんのわずかだが 同時に 自分のすぐ横にあっ…

1048話 体話 3

『やぶにらみ』 右目は焦点を合わせるのは得意だが 視野を広く保つようにはできていない 右目だけで視野を広く持とうとすると、 それだけで身体が緊張する。 左目は広角レンズだ。 左目で焦点を合わせるようと努力すると それだけで疲れるが 何も条件を付け…

1047話 体話 2

『右往左往』 人の左右は見た目ほど同じではない。 右は伸びるが、左は縮む。 右は前に出るが、左は引き寄せる。 動物の雄雌は、好きな人にはすぐわかるだろうが 興味のない人には同じに見えるように 必用としない人には、たいした違いだとは思えないだろう…

1046話 体話 1

『右左一歩ずつ』 流れにあって、 それが生きている充実感に満ちていたらそれでいいけれど、 そうでないとき、 何かをしようと思ったとき、 まずは向かう方向を決め 地に足をつけ、腹を決めることだ。 そして、躊躇なく動く。 動きながら、そのまま長期的な…

1045話 ぎゃ〜!

11日の「水色」さんのコメントを読んで、また思うことがあった。 凶器だ、劇薬だ!と混乱の中で書いた11日のブログで書ききれなかったことのひとつは、コンサートを貫かれていたのは、強烈な愛情に下支えされた挑戦状であった、ということである。 このコン…

1044話 やる 

説明できるようには書けないので、筆者ならびに稽古仲間の方々にのみわかる表現になるが、一昨日、「前後一歩の歩みの中に10種類の体癖がことごとくおさまった!」という感動的な体験があった。 「五相十癖 前後一歩の歩みの中にことごとくおさまれり!」と…

1043話 日野晃は『反則』である

武術家・日野晃先生の「ドラム・ソロコンサート」に行った。●日野晃ドラムソロコンサート 還暦のブッタタキ!!! ●ラ・フェスタ大阪(2/11)チケット購入 https://ssl.formman.com/form/pc/9b3TRBYoG4Q4xZrh/ ●ラ・フェスタ東京(2/24)チケット購入 https:…

1042話 炎のあれこれ 2

ゆーじ君登場。 今秋「名取り」に挑むという彼に、日本舞踊の「男踊り女踊り」をしてもらう。 女踊りは「角がじゃまをして」色気に欠け、男踊りは「妙に角が取れて」見得を切る動作がどう見ても『中国拳法』に見える。 左右分割分担論に基づいて、左を強調し…

1041話 炎のあれこれ

色々と気づきの多い毎日であるが、これらは決して筆者の独創ではない。 ほとんどのことに先人がおられ、幾多のヒントを頂いている。しかしながら、自分で問題意識と仮説と検証を日常の中でくり返していると、かつて先人の記されたものを読んだ時とはまったく…

1040話 自分に追いつけない今日この頃

左目は広角視野である。 右目優位左脳型・一点見つめて目が疲れる、という目の使い方をしていた筆者であるが、最近は左目横にくるくる回転誘導によって視野を広げている。 もちろん、右目は前後上下方向くるくる回転にて「焦点しっかり合わせましょ」訓練も…

1039話 H高校 今日が最後の授業

今日は、H高校・演劇クラスのゲスト講師の最後。 左右分割役割分担論にもとづく「目をつかった身体チューニング」を伝える。 「優しく受け入れる」のに相性のいい左目。しっかりと見つめるのに性能のいい右目。 O本さんの目がみるみる大きくなる。 K本さんも…

1038話 17日は京都でエコカフェ

これも『寺子屋』ネタ。 K都市の北青少年センターから、今年も「エコカフェ」講師の依頼を頂く。 町残しの専門家、ためさんによると「環境」という言葉に訳される「エコ」というのは、その語源をギリシャ語の「イノコス」(って覚え間違いかもしれない、こん…

1037話 またまた右往左往

寺子屋で、平谷さんが「サンドイッチ用 薄切り食パン」を配布された。 気がつくと、手元には「輪切りバナナにリンゴヨーグルトをかけまわしたもの」に「数種の摘み菜にさざんかの花」などが用意され、「ご自由にパンにのせて召し上がれ」が始まった。 パンに…

1036話 後に尾を引く濃さ、愉しい

三日夕刻からは大人の寺子屋。 ゲストは「S川@昨年アメリカで解剖してきました」さん。 自然体チューニングから引き続き、S本@パッケージさん、O渕さん、摘み菜の平谷さん、O台@マクロビさん、えこまさん、H家@尾骨に弱いさん、はっちゃん、S崎@エステ…

1035話 右半身・左半身・・・ ほんまやっ

左脳ゆりすさんから「せんせ、右半身・左半身です」とのご指摘がありました。(今日はですますで書きます) まったくその通りです。 ちゃんと日本語にありました。実にありふれた言葉であります。しかしながら、この簡単な言葉がなぜ探せなかったのでしょう…

1034話 右脳・左脳に右往左往

右脳と左脳という言葉や、その「役割分担」に関しては、世間の多くの方が認めておられるようである。 特に「右脳トレーニング」なんてのは大流行(でもない?)である。少なくとも書店の「自己啓発・能力開発」のコーナーにはたくさんの本があるから、右脳ト…

1033話 行き先を決める

支払いは先に。実家に泊まって、午前中にたっぷりと時間があったので、原田先生の「目標達成のためのステップ、色々と書き込む用紙 2月用」を完成させる。 ここ数ヶ月続いている習慣である。 昨年は徹底的に自然体で構えた一年であった。あまり意図的努力と…