1061話 対話 10 偶数種の役割

奇数種の身体性をながめていたら、「個の生存」にかかるものが集まっていることに気づいた。


と書くと逆である


偶数種の身体性の意味を考えていたら、それらはことごとく「他者や環境との共生」にまつわるものであったと気づいた、が先であった


過去方向に時間軸を生んだ2種的な感受性が、おそらく言語を生んだのだ


3種の「食べる」ことは自分のエネルギー獲得であるが


4種の排泄によって、不要物は自然に返され、微生物たちの糧となる


これはおそらく7種は腎臓型で、8種は膀胱型だということにつながるだろう


7種の「勝とう」は相手との対立だが、8種の「負けまい」は「誰かをかばう」時にその力が発揮されるという


5種が自分でさっさと動くのはいいように見えるが


6種に「あおってもらう 」「たきつけてもらう」ことで


動き出せる人もいるだろう


9種の集注は相手を選ぶが


10種の抱え込みは相手を選ばない


「能力と結果主義」の価値観のもとでは


旗色の悪い偶数種であるが


共生して生きることに視点を移すと


「人間らしい」面は偶数種がそれを受け持っている


「個」人の生き残りにかかわる能力の体癖が「奇数」で


「複」数の関係性や自然とのつながりを受け持つ体癖が


「偶数」種


問題にすでに解答が書いてあった


価値観が奇数に偏っている間は見えてこなかった


まだまだ見えていないものはあるだろう


楽しみだ


21世紀のこれからを考える時


身体の左側と


偶数種の存在


それと女性が鍵になると確信する