1046話 体話 1
『右左一歩ずつ』
流れにあって、
それが生きている充実感に満ちていたらそれでいいけれど、
そうでないとき、
何かをしようと思ったとき、
まずは向かう方向を決め
地に足をつけ、腹を決めることだ。
そして、躊躇なく動く。
動きながら、そのまま長期的な見通しをじっくり立てる。
そのまま実行してはいけない。
計画のピークの後、
そこで横滑りをする、スライドして幅を広げる。
十分に広げたなら、方向転換して、
そのエネルギーを集めて、
一点に急速に収束していく。
ここにものすごい力が発揮される。
それをそのまま「腹」を決めることにつなげる。
後はこの循環だ。
これは、自己啓発本からの抜書きではない。
左を軸足にして右左の一歩の中で
体がやっていることである。