902話 ドリカムの美声と桃ちゃんの肩甲骨

23日 

お盆休み以来のお休みである。


前日から、義妹がちびちゃん3人を連れて、午前中まで遊びに来ている。午後からはフリーで、ひろきも塾はない。


先日の合宿の際、鬼っ子広場になんと道場専用の掃除機を忘れてきたので、取りに行きがてら、子どもたち三人と音の花温泉に行くことにする。


本日の移動車中のメインBGMはドリカムの「大阪 LOVER」。


大阪の鈍感な不誠実な男に惚れてしまった、東京在住の彼女が、大阪弁でせつせつと女心を歌った一曲で、ユニバのジェットコースターのなんたら、というのに乗ったら耳元で流れる用に作られた曲らしいけど。


ううう、名曲だ。標準語で歌ったなら絵空事になりそうな歌詞が、要所要所を大阪弁にすることでホンネっぽく迫ってくる。吉田美和さんの歌唱力をもってすると、この一昔前の歌謡曲っぽい一曲は、しらじらしくなく響くのである。

【例文 1】

もと歌   ♪あなた以外につれはおれへんのよ

標準語訳  ♪あなた以外に知り合いはいないのよ


【例文 2】

もと歌   ♪そこは内心めっちゃさみしいんよ

標準語訳  ♪そこは内心とっても寂しいの



大阪弁がいいでしょ。


ちなみにこの曲は、小4のまいちんの持ち歌である。まいちんは、このほか「涙そうそう」をレパートリーとしており、親父が「あ〜たしさくらんぼ イエイ!」と脳天気に踊っているのを後目に、「声変わり前なのにハスキーボイス」で淡々と切々と歌うのである。しぶい。


愛車セレナは、切々と阪和道から第二阪奈を走り、1時間半ちょっとで鬼っ子へ。


夕方前のヒマな時間帯のはずであったが、山岡ピザはお客さんも途切れず、冬季は閉店する半屋外店のため、この夏の猛暑の間も無休で開店していた。ゆえに山さんも岡さんもへろへろである。


ピポパとお二人を整体することで、本来予約以外は受け付けてもらえないピザをゲットし、みんなで堪能する。(多忙すぎて予約以外は受け付けてもらえないのです)


音の花温泉では、つるっつるの温泉を楽しんだ後は、サウナと水風呂の波状攻撃で老廃物を絞りつつ引き締めること一時間。今日も異常なほど混んでいる食堂で食事。いわゆる「並」の寿司の盛り合わせをあさちんが頼んだが、しゃりとネタの重量比では圧倒的にネタが勝っており、こりゃあ繁盛するのもうなずけると納得の筆者であった。


早いところ次の合宿をやりたいところであるが、条件としては、日月曜か平日の連休であること。その条件で探すと、12月、来年1,2月にある。が、その時期の生駒山中で合宿をすると、ただの「耐寒訓練」になってしまうので、避けるのが賢明であろう。


そうすると、来年のGWまでは無理である。


つまり、後8ヶ月ほどは合宿はできない。(少なくとも生駒山、鬼っ子では)


しかし、続いてすぐに次の合宿ができないと分かった後も、参加者からの合宿の嬉しい報告は続く。


桃ちゃん@和服で自転車からのメールである。


【最高で〜す】

すこぶる快調です!合宿で集中的にからだを整えると、からだがちょっとぶれてもすぐにもとに戻るようになりました。

あと、歩きながら整えるがのが楽しくって、歩きまくってます。力みが取れると途中から踊らずにはいられなくなって、踊り歩きで怪しい人になってます。それと、自分が無意識にがまんしていること、本当にやりたいことがわかるようになりました。大変化です!うれしいです。ありがとうございました。


【追伸 大事なこと忘れてました】

あ、肩胛骨がすごいです。いまわたしの中で大ブームです。肩胛骨の意識化で上体が楽になって別人になります。肩胛骨万歳です。


合宿の内容には、自然体チューニングの一日講習が一番近いです。合宿に行き損ねたことを後悔されている会員の皆さまは、7日の特別講座にどうぞ。ただし、今回は申し込みが早く残りは3人のみ受付可能です。お早めに(^-^)