775話 目が覚める

日曜日に、6時間半ほど寝て、ゆっくり起きてまいちんと科学館に行ったらr、すっかり疲れたと書いた。


「からだから自然を掘り出す氣のトレーニング」の効果で劇的に体調良し!と思っていたのは思い過ごしだったのかな、と感じたぐらいであった。実は体力はじわじわと衰えていたのかなと思った。


昨夜、まいちんのベッドに一緒に入って、そのまま寝てしまい、夜中に起きてそのままごちゃごちゃとパソコン仕事などをしていたのであるが、眠くならなかったので、結局そのまま朝になった。


起床1時50分というのは、ちょっと早起きに過ぎるような気がしたが、日曜日のそれの方がよほど疲労感が強かった。「目が覚めたら起きる」ということの重要性を整体の野口晴哉先生は説くかれる。


こんな時間に起きたら疲れる「はずだ」という先入観を外して、一日活動したら、結局眠たくなったのが、翌日の1時半。


考えようによったら徹夜したようなものだが、「はずだ」と思うほどの疲労感はない。


人間、食べる方に関しては「たくさん食べる」方向には理由付けに積極的である。今朝食べてないし・・・で食べる。夜食べる時間がなさそうだし、で食べる。たっぷり運動したし・・・で食べる。


しかし、「今日はあんまり動いていないし」・・・で「食べない」、という人はあまり見ない。


同様に睡眠時間も、長く寝てしまったことに関しては批判的ではないが、少ない場合には、何としても補充がいりそうだ!という認識はよく聞く。


「これぐらいの時間眠らないともたない」というのは、思いこみの方が強い。「自然に目が覚める」ということの方を、もっと重要視してもいいかもしれない。


『目が覚める』タイミングぐらい、意識の入り込まないものはない。努力して目が覚めるわけではない。(目覚ましなどで起こすのではなく、自然に目が覚める場合の話ね)何かが足りたから目が覚めるのである。


だれでも一生の内に一回ぐらいは「寝たら、そのまま目が覚めなかった」という事態になる可能性がある。それがいつくるか分からないのだから、覚めた時には、覚めた自分を信用してもいいように思う。