1117話 安らかに眠ろう

あいかわらず毎日がおもしろい。


やること、なすこと、講座・講習、行くところ、買うもの、発見があり、偶然があり、偶然の一致があり、うまいこと流れている。


もちろん、全ては「今の私」にとってのそれであり、筆者ではない誰かが、同じ体験をしたとしても「ちっともおもろないやんけ」ということにもなろうし、逆に筆者では味わえない「素敵な体験」として感じられるかも知れない。


いずれにしても筆者自身はすこぶる楽しいのであるが、そこにひとかけの不満がある。


何が不満なのか、と考えた内容は紆余曲折するのでここには書ききれないけれど、なんだかんだ考えた結論、結局はどうしたいねんという結論は・・・・


「きちんと一日を終わりたい」


というものであった。


「きちんと一日を終わりたい」というのはどういうことかと散々考えたら、結局は、寝るときに、部屋が片づき、カバンが片づき、明日の予定が書き出されて、それに必用なものがカバンか所定の場所に収まっている。


枕元に着替えがきちんとたたんで置いてあり、かたわらに時計がわりの携帯と、明日の予定の書かれたメモと手帳がおいてある。簡単に言うと、心安らかにその状態を、夜の遅くない時間にむかえたい、とこれだけであった。


心安らかにその時間を迎えるには、どれだけ「したいことをした」かでは無いような気がする。ドラマチックなことがあっても、大漁であっても、歓喜であっても、それはすでに終わったことであるし。


どれだけ「する必用のあることをしたか」の方が大事である気がする。


「する必用のあること」というのは、自分と周囲関係者の間に生まれるものだ。


うまくいっている時は、回りに人がいる。流れがある。


うまく行っていない時には、人があまりいないし、いても流れがない。よどんでいる。


自分一人でできることなんて、たかが知れている。


ありがとうござます。