691話 やぎさん郵便
ふだんはノートパソコンを持ち歩いている筆者であるが、自宅にも一台デスクトップがあり、主として家族がそれを使っている。
メールはゆえに二台のパソコンに届く。はずである。
しかし、どうも・・・。
先日「3月2日に24日に伺うと予約させていただきましたが、31日に変更お願いします」というメールがY本さんから来た。
初受講の際に「これはなかなか参考になります。スケジュールを調整してしばらく通います」と高らかに宣言してお帰りになったにもかかわらず、いっこうに音沙汰ないなあ、と思っていたところに上記のメールである。
受講の帰りがけにでも口頭で聞きながら忘れてしまっていたかと思い「了解しました〜、どうぞどうぞ」のお返事を差し上げたのであるが、3月2日というのはY本さんが受講された日よりも後であった。だから口頭で聞きながら失念していた、というわけではない。
そうすると24日受講の連絡というのを頂いた記憶がない。へんてこなHメールがたくさん来るのを削除している際に、勢い余って読まずに捨てた、というような疑いが自分に対してある。絶対にそういうことはしていない、という確信は持てないので、それとなく話を合わせてしまった気弱な筆者であった。
があらためて削除済みメールを調べても、やはりない。
さらに、先日もO澤さんと話をしていて何かぎくしゃくし、「その件、メールでお返事さしあげてますけど」と言われて「へ、届いてまへんけど」ということが二回あった。
ノートパソコンには届いていなかったのが、デスクトップには届いていた、ということもあった。
メールというのは、このように気まぐれなものなのであろうか。
それとも、実はパソコンの中にはメールを食べる「デジタル白ヤギさん」か「デジタル黒ヤギさん」がいて、筆者が読む前に食べちゃったりしているのだろうか。しかし、それならそれで
「♪さっきのメールのご用事なあに?」
とパソコンヤギさんが返信してくれておれば問題はないが、どうもそういう形跡はない。
O澤さんだけでも最低二回は「出したのに届いていない」という事態が発生しているのである。これはかなりの「未達メール」が有るのかも知れない。
すいません。筆者のお知り合い、会員などなどのみなさん、メールして24時間以内に返事がない場合には、お手数ですが督促のメールしてもらえますか?