たこ踊りする私

日曜日にほんの少し力仕事をした。


ちょっと大きめのソファを数人がかりで別の部屋に上げたり、パイプいすを別室に運んだり。といっても、何時間もやったわけじゃなくって、せいぜい30分程度。


ふだん、筋トレも重い物を運ぶような仕事もしていないので、その程度の運動でも、けっこう筋肉使ったなあ状態。


終わってビックリ。たいした仕事はしていないので、筋肉の疲労感がさほどないのは当たり前としても、身体のつながり感とほどけ感が尋常じゃない。


たとえば、電車の中で一時間びっしり(和歌山〜大阪間)事務仕事をして、大阪について身体を調べると、電車に乗る前よりもよほど首や肩が楽になっている。「事務仕事をしてこわばりやつかえを減らそう状態」というのは先日来時々お出ましになっていた。


昨今書いている「テレビを観ながら身体が整う」とか「パソコンを見ながら肩こりが取れる」というのは、作業中や視聴中に意識の操作でこわばりが取れる調整をかけた結果としてそうなるという方法である。それでもなかなか魅力的な境地だなあと思う。


しかし、電車の中の没頭事務仕事一時間というのは、そういう調整をした結果ではなく、ただただ没頭したら、後がすっきりと整っているという感触だ。没頭して仕事が進んで、その達成感で精神的にすっきり、というのではない。本当に肉体的にこわばりが大幅に減少して、すっきりまとまった感じなのだ。


一つの仮説として、疲れた身体(現代人の身体)というのは、ほんらいばらばらにばらけているはずの各パートが、不本意に癒着硬化しているような状態だと見る。そして、それが本来のばらばらにほどけた状態を取り戻す程度が一定以上確保されると、何かに集中した時に俄然身体内ネットワーク・身体各パートのチームワークが良くなり、その結果として「事務仕事没頭こわばり消失現象」が現れるのかなと思っている。


今回は「力仕事没頭こわばり消失現象」であり、それが事務仕事没頭時よりもさらにいい。新鮮だからそう感じるのかもしれないけど。


そういう状態になったことに気がついた時には、まわりに人がいなかったので、全身のあらゆる部分を調べに行ってその都度そのつかえのなさとつながりの良さにびっくりして、あっちもこっちもその状態で、嬉しくなって動かしまくり、くねくねとしばらくたこ踊り状態だった。


またまた楽しみが増えました。