やった気になる

日曜日(だったと思う)に「所さんの目がテン」とかいうテレビで、効果的な勉強方法というのをやっていた。


蛍光ペンでマークしながら覚えたテキストと、何も線を引かないテキストではどちらが覚えられるか?


結果は何も線を引かない方。


自室とリビングと図書館とファミリーレストラン、どこが一番記憶できるか。


一流校に合格した子どもは、リビングで学習していた、という本だったか説だったかがあったので、それを検証しようというものらしい。


もちろん、被験者は4人ぐらいだったし、テスト方法を変えたらまた結果は違うかもしれない、と私は思っている。がその時の結果は


静かな自室、リビング、図書館にほどんど差はなく、ファミレスがダントツでいい結果を出していた。


解説としては、人の集中力は、適度な雑音がある方が働くというもの。自室と図書館は静かすぎ、リビングは家族がいたりして、雑音の中身が自分に関係あるので集中できない、ファミレスの雑音がちょうどいいという大学の先生の解説でした。


雑音の話は「そんなものかもしれない」と思いましたが、私が思ったのは「いかにも勉強した、という気になった時は疑った方がいい」ということでした。


蛍光ペンでせっせとマークするのも、図書館で参考書や問題集を広げるのも、とっても勉強しているような気になります。
そこがくせもの、という気がする。


自分を観察するかぎり、目的にかなった行動を取れていることなんてほんの一部。「勉強をしたなあ」という気分になるのが大事なのではない。



ところで、実際にちょいちょいファミレスで勉強しているひろきが、その日の晩にファミレスに行くというので


「いつも他に勉強しているやつっておるんか」


と聞くと


「おらんよ」


「ほなら、二人以上おったら笑え。テレビの影響や」


と送り出し、翌日聞いたら


「7人おった」


テレビの影響というのは大きい。


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ファミとも

体験済み…11名
予約  … 7名