434話 じゃま蛇腹ダイエット 2

調整前には目立たなかったウエストのお肉がはっきりくっきり目立つのである。蛇腹状になってはみ出しているのである。

ここで筆者はピンと来たのである。


これは画期的な健康的なダイエットになるのではないか、といいうことをである。


つまり、調整前の猫背、腰丸く、肩つりあがり姿勢と、贅肉はぴったりフィットしていたのである。ところが正しい姿勢が気持ちよく現出した暁には、それらの贅肉の行き場が明らかになくなってしまった、ということなのである。

贅肉がつくという現象も摂取エネルギーと運動によって消費したエネルギーの足し算引き算というだけでなく、悪姿勢のギブスのような役割をになってくっついていたのではないか、ということである。


脂肪の付き方というのも個人差が大きい。単に消費カロリーだけの問題であれば、人によってお肉の付き方に違いがあるのはどう説明したらいいだろう。まんべんなくふくらんだっていいようなものである。


しかし、確実に人によって付き方は個性がある。それはその部分を醜くしている、というのではなく、せめて脂肪の形をとってでも、その人の何らかの姿勢バランスを維持するためにやむを得ずついているのではないか、ということである。


必要があってついているものであれば、その必要性をなくせば脂肪は立ち去るのではないか?という仮説が成り立つ。


ということで、この仮説を筆者は「じゃま蛇腹脂肪ダイエット理論説」と名付けた。


ここしばらくI野さん、M浦さん、I川さんらの姿勢・体勢と脂肪の状況について、注意深く見守って行きたいと思っている。

全世界の贅肉過多のみなさんの激励の念をお待ち申し上げる次第である。