517話 砂・大工・前 孤児院

お休みの月曜に、長男のジーンズのお直しが終わったものをとりにユニクロに行った。

お店の中ですれ違った縫製など担当らしきお店のスタッフの方が、突然こちらの『顔から下』を注視すると


「そ、そ、そのTシャツ!お客様失礼ですが、そのTシャツは」


と呼び止められた。筆者は自慢じゃないがファッションセンスというものは、うちわにするほども持ち合わせていない。もしかして背中が裂けて地肌が見えているのを知らずに着ているというような失態をしでかしたかと思ったら(ほんとにそう思った)さにあらず。


その日何の気なしに着用していたのは、テラルネッサンスさんからいただいた「カンボジア土産・前は骸骨・背中側には各種地雷と爆弾」がプリントされた現地制作のシャツである。


お話を伺うと和歌山の海南市出身の知人の方が、カンボジアで『スナダイクマエ孤児院』というのを運営されており

http://www.snadai.com/


そういう関係で「カンボジアで目にしたTシャツをなんで和歌山のユニクロで、首にタオルを巻いた若いか年寄りかわからんおじさんが着ているのよ」(などとはこのユニクロスタッフの女性は一言も言っていない。筆者の想像、空想、妄想である)とおもわず呼び止めた、という次第らしい。


ちなみに『スナダイクマエ』というのは「カンボジア人の手によるもの」という意味らしいが、その孤児院の名称を耳で聞いて「砂・大工・前 孤児院」と聞こえたものであるので、話の全体像を理解するまで数分を費やした筆者であった。


鬼丸さん、M本さん、その孤児院のことはご存じ?


先日の「鞆の浦 ツアー」の際にも、俊さんの所に泊まった翌日にお会いした平和建設のOさんが、実は数年前環境イベントで俊さんと知り合いだった、なんて偶然があって、『友達の友達は友達だ』状態かけっこうありますので、今回の話はどうかな?、というのを確認せざるを得ない今日この頃なのであります。