516話 身の丈に合う

我が勝手に師匠と仰ぐ内田樹老師のブログに、圧倒的に日々影響を受けつつ日々したためる拙・ブログである。


師匠は軽妙に書きしたためながら、その中に深い含蓄があり、触発され、「あ、そういう物差しを当てると、確かにそう言う景色に見えてくるわね」という具合であり、読み手の自分が「そういう、そういうことなんだよ」と感じ、読み進めながら読んでいる自分が賢くなったように錯覚してしまう、という特色がある。


むずかし〜いことを簡単に言っちゃうということである。


筆者もそういう「知的な香りぷんぷん」という読み物を、3日に一回ぐらいは登場させたいと思い、昨日、一昨日と原田先生の本を題材に一筆したためてみた。


ら、結局は簡単なことを難しく書いているだけになっちゃったと読み返して気づくのであった。まだまだ修業が足りないのである。

しかし、考えようによっては、修業しても脳みそのできは変わらないかもしれないから、読書に「もしかしたらこの筆者は賢いのかもしれない」と誤解・錯覚させようというむだな試みは諦める方ことこしが「賢い」選択かもしれない。