630話 感想 2

さらに感想はつづく。

2年 Oくん

先日は来ていただいてありがとうございました。
最初は何をしてもらっているのか分からず、とまどってばかりでしたけど、ラケットを振った感覚やボールを打った感覚がいつもと全然違っていたので、正直気持ちが悪かったです。

【筆者】ほんとに正直だ(笑)

確かに、すごいとか打ちやすい振りやすいということも思ったのですが、あまりにもスムーズに行き過ぎて、それで気味悪く思ったんです。
あの日以来、ラケットが軽くなったり、インパクトが綺麗に取れたり、いいこと続きなんですが、足が軽く動くようになったのと何か関係があるんでしょうか?それと肩やひじ、手首、足首に膝の関節にちょっと違和感があるのですが、無理にうごかさないほうがいいのでしょうか?

【筆者】おそらく、さらに数日後にはやはり今までの体の使い方に引っ張られてまた重たくなってきているのではないかなと思う。ちゃんと感じるべき違和感はきちんと感じて、無理をしないですむような体の使い方を身につけてもらいたいと思ってやっているのである。

だから無理はしてほしくないが、「無理をする」の意味がこちらとOくんではおそらくまだ違うので、これからのおつきあいの中で、同じ意味が通じるようになりたいと思うのである。


 また機会があれいば、来て頂けたらと思います。
 本当にありがとうございました。



2年 Mくん 

月曜日に整体の先生に僕のフォームを見てもらって感じたことは。
まずボレーの時、バックボレーを見てもらって最初、先生の言う通り、猫背になったりして
「ホンマこんなんで何か良くなんのかな」と思ってたけど、呼吸が前よりしやすくなって、驚きました。

それからストロークのフォアとバックを見てもらったときも、先生が僕の体にちょっとふれただけで、足首や腕の動き最初ぎこちなかったのがスムーズになって、驚くばかりでした。

しかし、良くしてもらっても実際に打ってみたら、「ホンマによくなったんかなあ」と思いました。
僕はアホやからかもしれませんが、あまり実感がなかったです。ボールを打つ時、ボールの勢いのせいでスムーズなんかどうかわからなくなりました。ボレーの方も一日たてば、呼吸が前と一緒のように思えました。


【筆者】Mくんも正直である。しかし、効果をよく実感するという、「最初から感覚がいい」という人が、その後に上達が早いとは限らない。逆に「よく分からない」というスタートの人が、上達が遅いとは限らない。



2年  Oくん


先日はどうもありがとうございました。
貴重な時間を割いて、わざわざ来ていただいて、約2時間足らずも練習を観ていただき、とてもありがたかったですし、僕たちにとってとても良い経験になりました。

僕がしてもらうより先に一年や2年のOを診てもらったようですが、その時の反応が大げさだったため、短時間でそこまで大きく変わるものかなと思っていました。

でも自分が観てもらい始めると、そんな考えはあっという間に消えてしまいました。少し肩をまわしたりしていただいて、良く回るようになったり、ボールを見えるような体勢を指摘していただいたおかげで、一気にテニスというものが良い意味で違ったものに見えてきました。

【筆者】こういう感想嬉しいなあ。それで、ほんとに違った「けがをしない、故障をしない、疲れない、楽しい」そういう体の使い方の上に乗っかったテニスが体現できたらいいなあと思う。


その中でも一番驚いたのはバックハンドです。スマッシュを始め、フォアハンド、バックハンドのストロークがとても打ちやすくなり、特にバックハンドを見てもらった際、腰あたりに軽く触れられただけで「振ってみて」と言われ、とまどいながら振ってみると、すごく軽く振り抜けるようになっていました。魔法ですか これは!!?と思ったほどです。

【筆者】実は魔法です。(嘘)

大げさでなく、本当に驚きました。他のみんな(個人差はあるようですが)改善されていたようです。
たった少しの時間で、ここまで変わるとは思いませんでした。本当に感謝しています。忙しいとは思いますが、もし支障がないようでしたら、また来てください。お待ちしております。


本題ではないけれど、こういう感想と、実際彼らと接していた時に感じたとこは、「俺も高校の頃は、こんなに素直な感じだったんかなあ」ということである。思い出すと、どう考えてももっともっとアクが強く癖があり、角が立っていたように思える。

これは感想であって、いい悪いの評価ではないよ、もちろん。K高校のみんなは、会っていてとても気持ちいい生徒諸君だったのであります。I先生が日頃愛情を注いでいるお陰なんだろうね。