637話 災害伝言ダイヤル

昨日だったか一昨日だったか、イチローを使った「災害伝言ダイヤルが2月1日には試験的に使えまっせ、ものは試しにやってみなはれ」

というCMをやっていた。


阪神大震災の時がそうだったが、災害時にみなが安否確認に一斉に電話に飛びつくため、結果的に電話が使えないような状態になってしまう。その対策として登場したものである。


重大災害時で電話がつながりにくい状況の際に緊急設置される。171番を回すと、30秒のメッセージ録音ができる。そこに「鈴木イチローです。家も家族も無事です。市内の親せきみんな無事です。2〜3日の水も食料もあります。自宅にいます」などとメッセージを入れる。


すると、我が家に安否確認の電話をかけた人がいて、回線が混雑してかかりにくい状況の際には、こちらのメッセージ録音の方につながって、とりあえず情報は伝わる、というようなことらしい。


筆者「災害伝言ダイヤル」の存在は知っていたが、中身はよく覚えていなかった。しかしながら、これはそいう災害時に使えば、とってもとっても助かる、という記憶だけはあった。


だから、そのイチローのCMを見た時に「一度体験しておかねばなるまい」と思い、1日の手帳の予定欄にその旨書き込んでいた。


それで、今朝さっそく「171」にかけてみた。 ら 、


「こちらは災害伝言ダイヤルです。録音の方は1を、暗証番号つき録音の方は3を押して下さい」


というような機械的な女性のアナウンスが流れた。そこでさっそく1を押したが、うんともすんともならない。
また「こちらは災害伝言ダイヤルです。録音の方は1を、暗証番号つき録音の方は3を押して下さい」という声が繰り返されるだけであった。


「録音しまっせ、せ〜の!」というような次なるガイドはついぞ現れなかった。


3回かけなおして、5回同じ声を聞き、やめた。お試し使用の本日は、このさわりの部分しか公開されていないようである。


それで、さきほどネットで調べて上記のようなしくみをおぼろげながら理解した、というわけである。


なんにしても、災害時にはちゃんと録音してくれるようである。携帯のiモードにも災害伝言メールのようなものがその際には登場して「無事です」「自宅にいます」「避難所にいます」の中から選べ、というような仕組みのサイトができるらしい。


災害時にはちゃんと音声ガイダンスがステップを踏んで説明してくれるようなので、とにかく家族親族の間では、そういう重大事には、災害伝言ダイヤルにメッセージ入れときましょう、という合意だけは取り付けておこうと思っている。


171番ね。いち なな いち。


尼崎、伊丹、池田などにお住いの方、おなじみの国道の愛称と同じ「いないち」でっせ。