711話 気配り 配慮

Y木氏にしても、今回、コーディネーターで参加の丸尾氏にしても、実に細かい配慮がある。


Y木氏にしても、なぜこの役者を選び、この製作の人を頼み、筆者に声をかけたのか、というのに、いちいち納得のいく理由があり、かつ彼のやりたいことをやる、というものにつながっている。


さらに、依頼を受けた我々の側にも「あんたはんのやりたいことを、ここで思い存分やっておくんなはれ」という有言無言のメッセージが込められている。


「喜んでやらせてもらいまっさ」という気になる。うまくいかないときは「期待に添えなくてごめんね」という気になるだろう。


こういう配慮のできる視野を持ちたいと思う。