732話 上達と思いこみ
今日は和歌山。自宅で休む時間もけっこうあったので、尺八を吹く。
おおお、うまくなっている(ような気がする)
これも福井幹さん効果か。
和歌山城へすずなと散歩。
ブラシ持参ですずなの冬毛をせっせとブラッシングで取っていると、やはり柴犬を連れたご婦人が、
「ブラッシングするといいですか、やってないんですけどやった方かいいのかなあ」
などと声をかけてくる。
どうやらふだん家内やあさちゃんが散歩している時の顔見知りらしい。(今朝も、腕が痛いと整体を受けに来られた方もワンちゃん仲間であった。が、「竹虎ちゃん(これがワンちゃんの名前ね)のママ」という言い方で、自己紹介されるまで家内も本名を知らなかったのであった。)
すずなには見覚えがあるから話しかけてきたけれども、連れている筆者とは面識がなかったので、
「え〜っと、え〜っと、ももちゃん?だったかしら?」
「すずなです」
「ああ、そうそう。いつもは奥さんか娘さんが・・・」
「はい、今日は休みなので私が散歩に連れてきています」
「私もブラッシングしようかしら」
犬同士はあまり相性が良くないらしく、お互いに攻撃態勢で吠え合うので、そのご婦人早々に退散。
「それじゃあね。しずちゃん、バイバイ」
こんどお会いした時には、なんて呼ばれるのであろう。