821話 自然体チューニング

8月4日

今日は、「自然体チューニング講座 赤ちゃんの心身を取りもどそう」の日。




過去30年以上、ヨガや呼吸法、武術や整体などをやってきましたが、今回の講習の中身がそられの体験を踏まえて、いま提供できる中で最もベストのものです。


今回の中身を一言で言うなら「自然体チューニング」というものです。


それは現在新大阪健康道場で行っている「ヨガ」「整体武術」「整体教室」など全ての連続講座に取り入れられています。その理由は、それだけ重要であり、普遍的であり、効果的であるからに他なりません。基本中の基本であり、基礎中の基礎であり、また奥義と言っても過言ではないと言えます。


「ヨガや呼吸法や整体や武術」から学んだものはとても大きいのですが、「根本的な部分の何か」を変えることがメインではなかったと感じます。


それらはパソコンで言えば、アプリケーションソフトのようなもので、表計算とかワープロとかメールだとかのソフトにあたります。


つまり体のうごかし方、息の吸い方吐き方、人の触れ方や押さえ方であって、「体そのもののバージョンアップの効果」という視点で見ると、まだまだ不十分なのです。(もちろん私自身の取り組み方の問題がないわけではありませんが)


パソコンソフトを使いこなそうとすれば、そのソフトを十全に働かすことのできる環境というものが必用です。まずはOSと呼ばれる基本のソフトがそれらソフトに合ったものでなければなりません。OSというのは、有名な「ウインドウズ」とか「マックOS」などです。


さらに言えば、10年前のパソコンでは最新のソフト使えないように、パソコン本体というハードの性能そのものが古くても、ソフトは使えません。


人間も同様で、「ヨガや呼吸法や整体や武術」を使いこなそうとすれば、それらを十全に使いこなせるようなハード(からだ)やOS(体の基本的な使い方)の性能というものが決定的に重要になってきます。


ヨガや整体の20年を越える指導生活の中で見えてきたものは、人間というのはその設計図に予定されている使い方とはまったく外れてうごいている、ということです。気づいていない無理無駄不合理がたくさんあります。


そして、体の使い方をリセットして、設計図通りの使い方にシフトを移していくと、体はどんどん自動更新していき、ここがすばらしいのですが、どんどんハード本体(人体)が高性能なものに作り替えられていくのです。(といっても本来に戻るだけなのですが)


この本来の自然なうごき方に向かっている体を「自然体」と呼びたいと思います。


そして、自然体から生まれる、「より目的にあった体の使い方」のレベルが上がってきた状態を「統一体」と呼びたいと思います。


自然体と統一体の差は「氣」の質と量です。


統一体の質が上がり、統一できる時間が長くなって、氣に満ちた動きや感覚がレベルアップしてくると、氣というものは自他の垣根を容易に越える力を持っているので、我彼・自他・自分と対象(道具など)が一体化した世界が開けてきます。この状態を「創造的共鳴体」と呼びたいと思います。


今回の講習をきっかけに、自然体〜創造的共鳴体への体の旅を始めて、「私の身体ってこんなに気持ちいい楽な創造的な賢いものだったんだ」ということを年ごとに実感して頂けるように、ぜひぜひ本気で取り組んで頂きますよう、心から願っています。



とうようなことを、講座の開始時点ですらすらと話ができる筆者ではない。そこで今回は資料としてまとめて配布した筆者であった。


来月は2日に開催です。

それから泉佐野でM鍋さんが企画して今月の19日の10時〜1時までの講座もありますので、大阪府南部、泉州のみなさまは、どうぞ。参加希望の方は筆者までお問い合せ下さい。