1029話 大人の寺子屋

27日 日曜日

今日は自然体チューニングの日。3名がドタキャンになって11名。初めての方が4名。


今回は不参加だが、前回参加の「ゆうき君」から、


『自然体チューニングですが、体がどんどん変化していっているのがよくわかります。歩いているとき脚が踊っているようで超ハッピーです。』


とのメールが来ていた。そうなんですよ。やってくれさえすれば効果は出ます。やらないと分からない。分かってくるとインスパイア大澤さんのように


「やりすぎるぐらいやりまくってますわ。ずぇ〜んぜん、身体が変わりました」


ということになるのである。


これがたとえば「5キロ痩せます」というような「わかりやすい成果」であれば、がんばりようもあるだろうが、その軽快さやら「しあわせやんけ」感覚は、なかなか言語化しにくいので、「それならば何が何でもやっちゃうわ」というモチベーションにつながらず、こちらが期待しているレベルで日常生活に取り入れる人は少ないようだ。


残念である。


もちろん、こちらの講座の内容、指示、誘導もまだまだ改善の余地はある。初めての方も、複数回参加の方も、これを機会に「歩いてすりすり1000さすり」から、ぜひとも取り入れて頂きたい。まだまだその次の段階、次の次の段階があるんですよ。


今回は初心者向け・基礎コースのはずであったが、午前中の習得度合いがよく、また午後にできたペアが、偶然か必然か、上下型上ペア2組、捻れ型下ペア、開閉型閉ペア、前後型前&後ペア各一組という「同じ体癖同士がくっついちゃいました」という組み合わせが出現した。


こうなったら、体癖別やるしかないじゃないですか。


ということで上下型はイカのように道場を滑り、開閉型は「謡曲」の音を尾骨と骨盤に響かせて整え、前後型はみなでリズム攻めにし、ねじり型には両手足を「らせん攻め」にするという午後の一時となる。



終了後は『大人の寺子屋


今回は「関西摘み菜界のドン、植物と会話する平谷けいこ」さん、「パッケージ命 @S本」さん、さらには「熊野のヒーラーばば様研究家、着物で自転車乗っちゃいます」の桃ちゃんの三人にお願いする。


お一人20分「徹子の部屋」ふうに話をお聞きし、後にテラルネッサンスさんから頂いた「カンボジアのライスブランデー」を空け、S本さんの作品である「K戸屋パン」などもつまみに加えて宴会。


本当に面白い会である。


今回は8名というこじんまりした会であったが、筆者は最近、複数の大人がこれほど真剣に和やかに感度よく人の話に集注するのを見た記憶がない。


一分間に10回はくだらない頻度で「は〜!」「へ〜!」「ほ〜!」と感嘆符つきの相づちが、一斉に起こる。ほとんど「合唱」のレベルである。「コーラス」である。「ハーモニー」である。


もちろん講師の方々のお話の質もとびっきり極上である。それはあるけれども、どういったらいいんだろう、それは決して「カリスマを崇拝する無批判な肯定感」でもなく、絶対服従の縦社会・体育会系集団などの「ハイ!」「押忍!」的な響きでもなく、なんとなくそうすることに慣れちゃっているからやっている「軽い相づち」でもない。


ちゃんと100%話が届いて、響いて、返ってくる「は〜!」「へ〜!」「ほ〜!」なのである。筆者は「進行役」も兼ねているから、参加しながらも全体をちょっと客観的に見ていたりするので、参加されている方々はかえってその「凄さ」に気づいてなかったかも知れない。


ほんっとに「見もの」だったんですよ。


来月は3日です。講師は未定です。その日参加の方の中から、筆者がお願いします。自然体チューニングの参加された方でこちらを合わせて受けないのは、本当にもったいないです。心からそう思います。