1069話 勘違いですよ
S本さんからのコメントであるが、勘違いされている。
ただ、仕事のペースやクオリティが
上がっているのが実感できます。
あと、景色の見え方がかなり変わりました。
歩いているいろんな人の仕草が
同時に目の中に飛び込んでくる感じ。
いつも歩いている道が新鮮に映ります。
今まで何も見ていなかったと愕然とします。
ページ数は伸びないけれど
日常レベルで効果を実感しています。
読書速度は上がっていて、上記されたような変化が訪れないのと、読書速度は伸びていないにもかかわらず、上記したような結果が訪れているのでは、S本さんにとってどちらがいいことかと考えたら一目瞭然である。
S本さんは「パッケージ生命」である。デザインを生業(なりわい)とする方が
あと、景色の見え方がかなり変わりました。
歩いているいろんな人の仕草が
同時に目の中に飛び込んでくる感じ。
いつも歩いている道が新鮮に映ります。
今まで何も見ていなかったと愕然とします。
というようになったことがもたらすメリットいかばかりかと言えば、門外漢が想像するだけでも「すっごいで〜」ということは解る。
数ヶ月もたたないうちに、S本さんの仕事のクオリティと作る速度がめいめりめりっと向上していることを筆者は確信する。
そこでご注意。
2週間前までのクオリティやら制作にかかる時間などはきっぱりと記憶にとどめておいていただきたい。
なめらかに身についたことは、きちんと比較しないと身についた気がしないのである。
筆者も「ぜんぜんの伸びひんやんけ」と腐っていたある日、一時間半で3冊半の本を読み、後で気づいて感動したことがある。それってそれまでの自分ならありえないことだからである。
大事なのは読書速度の記録の更新ではなくって、生活の質が上がることである。
3倍ほどの伸び率で止まっているからたいしたことがないような気がするが、今まで1時間半かかった本が30分で読めるということである。
「これは!」という本を重読する。関連の本を多読する。読み返すまでの時間が短縮されるほど記憶の定着度も上がる。関連の本が多数になるほど、脳内の張り巡らされるネットワークは強固なものになるであろう。
速読にかかわらず何かを教える人の条件は、その教えようとする中身の良さを、どれだけ多角的に重層的に深く味わい実感して、それを熱く語れるかであると思う。
その「楽しくってたまんない!」状態で時間が経過すれば、レベルの方は嫌でもついてくるのである。
この人の教えようとしていることの向こうには「何かある」と習う側が強烈に予感すればいいのである。
ただし、何かを教えている人は多いが、そういう予感を感じさせてくれる人がおっそろしく少ないので当たり前になっていないだけであろう。
ゆえにS本さんはなんら申し訳なく思われる必要はないのである。現れつつあるメリットの数々を見逃さないようにして、味わい、堪能し尽くせばいいのである。
それがそのままトレーニングの継続の楽しいモチベーションの維持に自然につながるのである。
S本さんのコメントを、20日参加予定のイラスト書きのお仕事で日夜奮闘中のかよちゃんは「これで何が不満やねん」と思っていることだろう。
ところで、20日の自然チュであるが、Y田くんと彼のテニス関係者が一同に(って4人だけど)集う。昨年筆者が感動した身体の使い方の持ち主、ソーシャルダンスのF原せんせも参加である。受験を前日に終わらせたひろきも参加予定である。
う〜、濃いメンバーだ。楽しみだ。