1141話 本日の稽古日誌より
本日の稽古日誌より一部を転載します。
「セカンドセルフ」トレーニング中のみなさま、気づきや発見をまたご報告下さい。テーピングとコットン補正法も合わせて。あっ、速読の方も。(どれも今が旬ですね〜)
※ちなみに25日の「歩みの自然体チューニング」「速読」はあと数名で一杯です。
【稽古日誌より】
『真似っこ』で動作をするが、すぐに気が抜けるので、一歩ずつかぶせるようにする。ジャストの距離で始めるのだけれど、やっているうちに近づいてくるような気がする。
電車の中では立ったままやる。後ろを向いて立っているのだけれど、視界が広がるために、電車が今どういう傾斜をして、カーブを切っているのか、というのがよく見える。スキーをやっているような感覚。なかなかおもしろい。
前一人、前後二人、前後左右に上下一人と「六方」まで色々と試みる。どれがいいと言い切れるレベルにはない。
朝の操法中には、イメージの自分の像がかなりクリアだった。顔の表情もよく分かった。作務衣も着ていた。普段こんなにはっきりした像はない。ただし「そこにいる」感覚だけは大事にしている。
【仮説】
セカンドセルフを感応視すると、全身横断的・連動的・総合的・非自己満足的・出てきた修正された状況を感じたら納得するしかない的な状況に自然にうつろっていく。
その回数・頻度・時間を長くすることで、意識していない時の(つまり無意識下の状況でも)身体の自然体レベルが底上げされるのではないか。
という仮説にそって実験中なのが現状です。
【イメージトレーニング】
一般的な「イメージトレーニングとどこが違うのか。
一般的なやり方は「成功イメージ」を「頭」に描くという方法だ。「思い浮かべてから」あるは「実際のプレーや練習とは別の時間に」やるという方法だ。
したがって思い浮かべる映像は、成功の瞬間とか、達成した状態など「フィニッシュ」を強調したものが多くなり、細かいプレーの全体像というのを必須としたものは少ないように思う。
「セカンドセルフ 動作同調法」は、イメージと実際の動作はまったく一致していて、タイムラグはない。
イメージトレーニングが「成功の先取り」をするのは何故か。あるいは時間差があることに問題意識を持っているように感じないのはなぜか。そうか、実際のプレー中には、その動作に具体的な注文をつけるために意識を使っているのだから、イメージを作像する「メモリー(作業領域)」は残っていないわけだ。