1216話 あら、やってないじゃないの


自分がやろうとしていると思っていることと、実際にやっていることとは違う。


と、人様に言ってきた最近の筆者であるが、自分もずっぽり、陥っていた。どう陥っているかをご存じなのは、非常階段のところで話をしたY田くんとN川さんとO淵さんだけだけれども、いやいやおかげさまで気づきました。


今までは、たとえばバッティングやテニスなどのフォーム上で「やろうと思い描いているフォーム」と「実際にやっているフォーム」は違いまっせ、ということに言及してきたのだけれど、昨今数週間、数ヶ月の私の大方針だと思っていたことと、実際にやっていることを突き詰めてみたら、あら違うじゃないの。


それで、今後はどうするのか、という問題。


やろうと思い描き、実際にやっていると「思っていた」ことと、やろうとは意図していなかったにもかかわらず、実際には着々粛々とそうやってしまっていたことのどちらを採用するか、ということです。


そら決まってまんがな。


やろうと思っていたことは、今までもやろうと思っていたことで、にもかかわらずやっていなかった。ということは、今後やろうとあらためて思っても、やっっぱりやっていたなかったになる可能性はすこぶる大きい。


やろうと思っていなかったにもかかわらず、実はせっせとそうやってしまっていたことは、今更方針変更しなくても、続いていくのである。


そして、「今何をやっているのか」を明瞭にすると、その動きには拍車がかかり、かつ全うされる可能性が高い。何かを全うすることができると、自動的に次の段階へ進んでいくというのは、ここ数週間、体の動きの実験でさんざん確かめていることである。


何をどうするのか、というのはS本さん、次の打ち合わせでお話しします。