1272話 訳わかんない話
夕方の空き時間に、Y田くん、K藤さん、M橋さんらと、「これってこんなふうに書かれているけれど、もしかしたらこういうことじゃない」をあれこれ試みる。
で、こんなふうにやってみたり、あんなふうにやってみたりする。
すると、そのいくつかのものには、実際にスイングスピードやパンチの威力に格段の差が出るという結果である。
なんで「こんなふう」とか「あんなふう」という表現になるかというと、実際にやっている中身というのが、ほとんどマンガの世界であるからである。
「やっている」と言っても、見ても解らない。内面の意識の持ちようである。
「出来た」と言っても「そういうものがどうやらあるようだ」という結果をかいま見ているに過ぎない。
でも、それを身につけるのに2年3年かかったとしても、身に付くのとつかないのとでは全然違う。
それが実際にある、ありそうだ、ということを実感体感するのは、だからとても大きい。
あんなこともある、ということはこんなこともあるかもしれない、なんて空想につながる。
ねっ、訳わかんない話でしょ。