1281話 PDC
物事を進めていく際には、PDC(プラン ドゥ チェック)が重要である、とよくものの本に書いてある。
その通りだと思う。頭では。
しかし、「その通りだ」「ご説ごもっとも」と頭が納得するのと、実行できるというのは違う。解った以上できるはずだと思うけれども、解ったはずなのにそうは動かないから悶々とする。少なくとも筆者は。
「解った」以外でも「こりた」「気づいた」「決心した」ことも多々ある。しかし、だからこうするべきだ、こうしようという方向にすんなり行動が移らない。一時的に、あるいは一瞬そうなったかと思われるけれど、すぐに今まで通りの自分のやり方に戻り、自己嫌悪に陥る。
「プラン ドゥ チェック」は決して間違っていない。が、それはちゃんとプランしたように「ドゥ」できる人にとって価値や効果を発揮するのである。
膨大な量の「立てただけの計画」の山に埋もれている我々凡人には、理念的に正しいこととイコール自分が効果を発揮できることではない。
それ以前のところで足踏みしている。
そこで、PDCが機能しない筆者のような人間が取り組み方を是正していくために提案するのが
DNAである。
決してデオキシリボ核酸のことではない。遺伝子操作しようって話ではない。
D どっちでいくねん
N 何してんねん
A あらま そうなんの
の頭文字を取ったものである。
ホロンの講座では、別の内容をたっぷりと用意予習していったのであるが、結果的にこれ(DNA)のみの解説・実習となった。
DNAを使いこなせれば、たしかに筆者のような意志薄弱なへたれでも、まともに物事に取り組めるようになる可能性は増大し、かつ望ましい結果に出会う確率は上がる。
その効果はその場で出るので、受講されたみなさまはその働きが絵に描いた餅ではないことは実感していただけたと思う。
しかし、本当の意味で身につけるとなるとそこからがスタートである。道のりは長い。
ということで日曜月曜の生駒合宿は、これを中心に二日がかりで身につけにかかります。