1504話 隠された部分

大阪〜神戸で仕事する一日。


阪急神戸線に乗ると、マスク装着率が極めて高い。座席の横一列全てマスク装着しています、というような列もあったりする。


これだけマスクの人がたくさんおられると、目の前の方が、何かの拍子にマスクをはずすという場面も数回あった。


昼間の先頭車両の空いた車内などの場合である。


そして、マスクをはずすとことごとく別人であった。マスクをしている人の顔を「こんな人だ」と勝手に想像しているのだけれど、マスクの下から現れた顔の印象は全く違う。


なぜ強盗がマスクをするのか、よく解った。


しかし、マスクを取るまで「こんな顔の人だ」と思いこんでいる像には、なんら疑問を挟んでいない。決めている。


たぶんこれは、マスクの話だけではない。世の中の物事全てに働いているだろう。


私が観ているのは、世の中の姿ではなくて、私が観たいように観ている世の中なんだろう。




ところで



S本さんが、昨年末以来の超多忙の中で、ホームページをリニューアルしてくださいました。


スケジュールもこれで最新のものが解るようになっています。