弾力

今手がけていることを、「弾力」というキーワードでとらえなおすと、とても整理がついた。


弾力というのは、一点に受けた刺激に対して、全体で受け止めて元へ戻ろうとする働きのことととらえた。


ボールは、一点がへこんだままなら跳ね返らない。へこんだ圧力が、ボール全体に広がって反発して、それで跳ね返る。


皮膚、筋肉、関節などの運動だけでなく、心も発想も、弾力の有無で全然違う。


弾力のある逆の状態が、「こわばる」「固まる」「居着く」「とらわれる」。


一切の弾力が無くなるのが「死」だから、生きている間に弾力を発揮できるようにするととらえると、何をすればいいのかが、見えてくるように思える。