いろいろ

先日の整体教室での話。


「ともだち整体」=周辺部活性化による硬化部分の解消法 の見本を見せるのにY田君をモデルに出てもらい


「こわばりを一つ選んでね」


と言ったところ、首を回したり、肩を回したり、腕を回したり、背中を動かしたり色々試みたけれど


「すいません、こりがありません」


あっちこっち自分で「ともだち」をかけているうちに、どんどん無くなっていったんだそうで。見本にならない、という実にいい見本でした。


70歳代の女性、長く悩まされていた首の痛みが「よ〜わかりませんけど、つまんでともだち、ともだち、ってやってたら、一週間で痛みがなくなりましたわぁ」とのこと。セルフチューニングの可能性を拓く「ともだち」整体である。



続いて、私。最近、「速読トレーニング」そのものは、日常のメニューから外しているにもかかわらず、読むのが速くなっていました。何が功を奏したか、というのはまだ確証ありませんが。経過観察します。



動きの質をましにしていくコツ。出力指令動作を、情報入力動作に変えること。


入り口としては「入力意識に知らずに誘導されてしまう言葉を使う」というものを提案して、なかなか手ごたえがある。



面白かったこと。


一ヶ月ほど忙しかったのが落ち着いて、今月復帰して二週目のTんさん。


先週と今週のレッスンで、めきめきと柔軟性が出てきた。


それで、整体の時に、うつぶせしながら、肩を下から軽く持ち上げ、



筆者「この肩胛骨のほにゃほにゃ度わかります?」


Tんさん「柔らかいですね〜」


筆者:背骨の両脇を押さえて「まだここは硬いですよね〜」


Tんさん「硬いです〜」


筆者「この肩・肩胛骨のやわらぎ具合と、背骨のサイドの硬さが『合わない』ですよね〜」


Tんさん「ほんまですね〜」


筆者「この肩ね、ほら、ほにゃほにゃ。このほにゃほにゃ肩を見ているとね、背骨の硬さとまったく釣り合いがとれてないでしょう。これからね、たぶん背骨が、肩のほにゃほにゃに触発されてね、釣り合いの取れる弾力にもどっていくでしょうね」



と、言ったまさにそのタイミングで、いきなり背骨の脇の「芯まで硬いのでは、と思わせるこわばり」が、ぽにゅっと抜けました。将来の話をしていたのに、背骨がどうも「今の話をしている」と早合点したみたいなのですが。


実に見事な「瞬間的弾力化」でした。




●「こりは包んで、骨はふちどる」という原則が立つかな、と研究中。


●仕事や人間関係における「入力言葉による、変化促進法」を試行中。


●それでも出てくるこわばりは「そのこわばりを生むホントの動作や姿勢が、終わっているのに終わっているのに気がついていないのではないか仮説」を立てて実験中。


●「その人はどんな人か」ではなく「私はその人をどんな人と見ているのか」の判定法として、「勝手に描く、その人の理想方式」を思いつき、試行4日目。なかなか興味深い経過をたどっております。




かなりの頻度で更新しているブログである。全部合わせれば千を超えるテキストを書いている。が、そのブログを読んで興味を持って来ました、という入会者はホントに少ない。人に道場のことを聞いて、それからブログを見てという人はおられるが、何の接点もないところからブログの記事を読んでこられた方というのは、思い出すかぎり半年前の、福井県のS井さんが最後である。



そういう大変珍しい方が今日来られて、大変に吸収感度の良い方だったので、ほいほいと「過去のブログネタ」を実技としてご披露したところ、大変に興味を持って帰られた。…と思う。