HSY高校 

今日はHSY高校G文科の授業3回目。


●過去のおさらい

 
 やったことは大きくは二つ

   
   1 皮膚を活発に動かすと、運動は活発になる


   2 うずを使いこなすことで、運動は深まる


 背景にある狙いは大きくは二つ


   1 もともとある身体の仕組みや働きにそうことで、変化は早くなる


   2 安全な刺激を大量入力することで、変化は大きくなる


●この2週間でまとまったこと


   うずの方向性は、「左手グッドの法則」ですぐに割り出せる


●おさらいの稽古 切り口を変えた稽古


   向かい合いの押し合いに、うずで強弱を作り出す

 
   その場ジャンプにうずを干渉させて、
    飛び上がり(エネルギー上向き)を強調
    着地(エネルギー下向き)を強調


   前屈にうずを干渉させて、前屈度合いを深める、浅くする


   走りにうずを干渉させて、速度を上げる 下げる  など


●本日の新しい稽古


  1 視覚への大量入力で、「読み取り行為」の速度を上げる


   ※一秒間3回から、読み取れる速度の手前まで速度をダウンさせる
    一回5分 一日二回が練習の目安


  2 読む行為に「書く」身体性をかぶせることで、理解度を上げる


   ※自分が書いていると脳に錯覚させる。
    自分が書いていることが理解できないと、精神的に破綻してしまうので、
    あらゆるストックを使って、理解できている状態を作ろうとする自分を引き出す 



受けてない人はわからないだろうけど、授業を受けたみなさんは、十分思い出せることと思います。ただし、二時間目と三時間目で微妙に中身が違ったりするので、覚えのないことが一部あるかもしれません。


今日やった「ページぱらぱらトレーニング」は、全員にお勧め。5倍ぐらいまで行けば、ふだんの読み取りは十分速くなります。


「書き読み」は、たとえばテレビを見ていて、テロップが出た時とか、駅に張ってあるポスターのキャッチコピーの短い文章、看板の文字なんかで試したら、ふだんの見方よりも意味が飛び込んでくる感触が得られます。


うずは、自分のフィールドで色々と試して見てください。k野カビゴンなら、柔道で前に出る時、寝技の上、下など色々確かめてみたらどうかなと思います。ダンスでモデルやってもらったI井さん、他にもダンスやっている人あったけども、色々な動きで確かめてみたらどうでしょうね。


M畠さんは、陸上で、うずやってもらいましたが、同じペースのジョグとか流しで身体の楽さ加減がどう変わるかとか、ラストスパートの方が使えるとか。泳ぎながらのうずというのは、私も未体験なので、O君にも是非水中で試してもらいたい。速さは変わらないけれど、力みが取れて肩が楽になるということでも十分価値はあると思います。


M崎さんは、読み取り量の伸びがけたたましかったので、そのままのばせるところまで伸ばしてしまいましょう。演劇部の人は、うずの干渉でセリフの聞こえ方や、相手への届き方の違いなど観察してみたらいいのでは。S水君は、能の稽古の際に、何か違いがあったかどうか興味深いところです。次回教えてほしい。


ぱらぱらトレーニングは、動体視力を上げたり、また続けていると視野の拡大や反射の速さの向上が期待できるので、O本君はサッカーで手ごたえが出ることを目標にやってみるとか。


今週は「柔軟系」まで時間が取れませんでしたが、「硬さの自覚」がある人は「皮膚系」も合わせて続けてください。6月に私の道場で一回だけ習った人から9月の講習会申し込みのメールが来たのですが、6月に柔らかくなった前屈の柔らかさが、9月になった未だに続いているそうです。


それでは、また来週。