思いこみと実際
野口整体の創始者、野口晴哉先生は、それこそ「あっというまに調整された」といいます。
どれだけ修行を積んだら、そのレベルまで行けるんだろうと思っていました。ついさっきまで。
もちろん、あっというまに調整できる極意をつかんだという話ではありません。
ただし、自分のやっている方法を、可能な限り短縮していけば、その先にそういう名人・達人の境地がある、という前提を疑っていなかったんですね。もちろん、自分が今やっている方法が正しいという意味ではなくって、今の試行錯誤の延長線上のどこかに、というような意味です。
でも、もしも。あっという間に調整し、治ったのではなくって「あっという間だから、調整でき、治った」ということだったとしたら、今の延長線上にはそれはない、ということです。
探し方、探す先がまったく違ってきます。
そういうことを今日、感じました。