関西電力節電依頼メールはにせものです

関西で、「このたびの地震で困っている方々を助けるために、関西の人ができること」という文面で「一人でも多くの方々に転送してください」という文言で、節電を呼びかけるメールが出回っています。


これが本当であれば、素晴らしいのですが、関西電力のホームページで公式に否定されています。


理由は、関東と関西では、使用する電気の周波数が違い、それを変換できればいいのですが、それができる機械の容量に限界があるため、関西の電力で東日本の方々にお役に立つということはできないということでした。


一人一人が節電に努めるということは、決して意味のないことではありません。ただし、今回のメールは、被害を受けられた方に何かできることはないかと思っている人の善意につけこんで面白がっている誰かのイタズラです。



関西電力ホームページ】

http://www.kepco.co.jp/


以下トップページより転載


○このたびの東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。


○今回の震災復旧に際して、当社名でお客さまに節電に関するチェーンメールを送ることはございませんので、ご注意ください。


○当社はお客さまへの安定供給を維持した上で、11日夕方から、電力各社と協力しながら最大限可能な範囲で電気の融通を行っております。[注]


○平素より皆さまには省エネ・節電にご協力を頂いておりますが、今のところ、お客さまに更なる特別な節電をお願いするような状況にはございません。


[注]東日本と西日本では、電気の周波数が違います。従って、関西電力の電気を東日本に送るには、周波数を変換しないといけません。この周波数変換施設の容量には上限があります。