う〜

新聞のボランティアセンター欄を見ると、各地で「団体のみ」「テント泊禁止」「車中泊禁止」の記述が目立つ。


もう「個人ボランティアはいりません」というアピール満々で、また「ボランティアは手が足りているのかな、個人でできるような仕事はもうなくなったのかな」と読者に錯覚させる効果満点。


吉村さんや、ユニックス鈴木さんや、トールさんや、財団の職員に復帰したかたちのようだけど、初動のときは黒沢親分も、みんな個人じゃ。最前線で、行政の手が届いていないところを探して活動しているのは個人の長期組じゃ。資金も人手も足りないところで、人手不足でへとへとになりながらも、今日も汗まみれで活動されている。


気仙沼でもくもくと整体チームの火をたやさないよう活動しているはなちゃんも、白石君も、ももちゃんも個人じゃ。


新聞さんもちょっと、そのあたりの「そうは書いていないけれど、そんなふうに読めちゃうこと」へのお心遣いがいただければと思う。


少なくても被災地で見た景色は、個人が力を合わせれば、どんどん発展していく。団体単独で活動しようとすると、大規模にやろうとすればするほどどんどん対象が限られてくる。制約が増えてくる。現地組に負担をかけている。真意がどこにあろうと、それが実際に見た現実。


はなから一週間いけるやつだけで、車でさっさと出発すればことは始まるのに、何十人で行こうなんて企画にしたら「参加しやすい日程枠」なんてものが出てくる。期間も短くなる。実施時期は遅くなる。それは被災されている方々には何の関係もない。一日も早く活動することが正しい。


先週の段階で、被災地では目に見える被害が減り、目に見えないところに隠れ始めている。そういう状況に対処しようと思ったら、団体短期では対処できない。少数でも長期がますます必要な時期に入っていっている。今まで以上に。