和歌山現地報告 昨日の活動など

 

【 昨日の活動 】
  ※津田が書きました。
   内容は完全に正確とはいいがたいですからそのつもりでね)



那智勝浦ボランティアセンター
 (一般ボランティアさんの活動)

  センター開設二日目で116件のニーズがあがってきている。
  本日80名参加。
  9件中5件終了 継続4件 
        今日80名 

  昨日の反省生かしてさっそく改善している。
  集合から現場到着まで時間かかるなどの状況はまだある。
      
  明日予定150名
  ニーズは116件だから、ぜーんぜん足りないよ〜  

  本日はまのみや いちやなどにボランティア派遣



●井関地区 大家さん&井関仮事務所近辺

  拓さん、安、桃、泉、ゆうちゃん、など7人で活動 
  ニーズ3件、2件完了 一件継続 人力です
  明日に向けてニーズ一件

  
那智勝浦ボラセン

  読売新聞 NHK取材 ひーさん 大ちゃん


●午後 ひーさん、大ちゃん、あきおさん、津田
 串本町長に青少年の家のお礼

  お礼のはずが、町長さんから津波被害についての真剣な質問がたくさんあり
  串本町の防災計画について、東北を知るものの立場から意見をお伝えする。
  ものすごく熱い一時間になりました。


石巻から届いた物資

 
 泥出し道具 食材 ネコ4 スコップ15 プロパン4
 チェーンソー など


●あきおさんが運んできた福島水害金山町からの支援物資


 金山の社協さんから手袋 マスク 消毒 ひんやりタオル 
 ネコ4 スコップ20丁 

 ほか絆ベースから携帯電話 ソーラーランタン
 スコップ、ネコ、ワイパーブラシ 
 踏み抜き防止靴


●桃ちゃんより 井関ベースは駐車可能なのは2台



●がってんレポート
 

 古座川 被害は大きいけれど、
 どちらかとあえていえばのんびりとやれるエリア 
 他府県OK
 昨日開通した 新宮市の奥 高田の被害も大きい
 熊野川三重県側 紀宝町
 他府県OK 155のニーズあり
 広範囲で寸断されている 
  


●井関地区の上、野々市で山荘提供の申し出があるけれど
 雨が降ったらすぐに避難しないといけない地区だし、
 すぐ奥は大規模土石流なので、ちょっとなあという感じ



●黒沢さん関係で三重県 チェーンソー隊 本日合流


●古座川が奥さんの実家。水害の片付けは自分らでやならいと想う。(ふつうはそうだ)奥の方までやられている。近所でやるのが当たり前。畳が串本にしかない。洗濯機がない。


●泥出し支援した井関の家庭から ぞうきん希望 土嚢袋 


・・・・・・・・・・・・・・・・・


【 これからどうする 】 




●広範囲に見て回ったひ〜さんの印象としては、牡鹿半島を10個ならべてさらに過疎にして、高齢化させたのが今回の紀州の被災地域。(ただし断水をのぞけば川の流域以外は安全、無事 お店もパチンコやさんもスーパーもコンビニもやっているけど)


今日までいろいろな地域の状況を見たり、参加したりしたが、当面那智勝浦に集中。ボラセンにも登録して全員を投入していく。
これは正式発表としてではなく、うちうちの相談事項としては重機に関しては基本OKの方向。ただし、役場が投入している業者の重機などもあるので、明日建設課と打ち合わせしてからの話。



石巻の支援もまずは那智勝浦に集中してもらい、東北からの支援も含めて、ボランティアの活動で飛躍的に片付けが進むモデルケースができればという方向性。
とりあえず石巻市紀宝町に向けて出発しているらしいけど。                                      

●潮岬青少年の家は、とてもいいけれど、那智勝浦までは1時間かかってしまう。早期に那智勝浦に拠点を設けて、休養リフレッシュの場となればいいのでは。


・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日、絆ブログに「色川にいる義父○○と義弟○○と連絡がつきません、連絡が取れないか」というコメントがあり、助さんから出動要請が。


メールではないので、詳しい住所とかは聞き直せない。串本から夕方に那智勝浦に移動の予定だったので、途中にある太田川上流にあたる地域なので、被害状況を見ておくのと兼ねて、安否確認に向かう。


しらべてみると「色川」という地名はなく「口色川」という地名があり、色川というのは、その辺り一帯の総称だという。それだけで安否確認するのも殺生な話だと思ったが、たぶん手がかりになりそうなところを片っ端からコメントをつけていったのだろう。



なんせ、被災地で活動を開始している団体というのはまだほとんどないはずだから。


太田川に沿って偶然見つけたのが支所。事情を話すと「ゼンリンの住宅地図」で家がわかった。


15キロほど走った。家のあたりに着いた。あきらかに地域一帯床上浸水。さらに進むと大規模な土石流。家が見つかった!誰もいない。通りかかった人があった!安否を尋ねた。「無事です」!「どちらに」「むこうの地区会館に」駆けつけた!」いた!


ら、地域の人が集まってバーベキューの真っ最中。


ご本人ビールを飲んでご機嫌。おまけに読売テレビの取材中。


入れ違いに電波が復旧して、その依頼者とは連絡が取れているとのこと。訃報を知るより2万倍も良かった。


というので、バーベキューに「食ってけ、食ってけ」とたっぷりお肉を頂きました。


この色川という地区は、Iターンの人が多数いる地域で、県外から移住組の人の方が多いらしい。区長さんによると当日はやはり大変な水害で、屋根の上に子ども3人を抱えたお母さんが取り残されているのを助けたりして


「誰一人死者を出さなんだから、こうやって宴会やれるんや。がっはっは」


もし、読売の番組で、色川が取り上げられて、インタビューを受ける区長さんの後ろで、おばさんの五十肩を整体している石巻マッドバスターズポロシャツの私が映っているかもしれません。ははは。


////////////////////////////////////////

絆ブログより転載


台風12号】地元紙に取り上げられました

Posted on 2011年9月10日 by Nakako

東北から応援に駆け付けたボランティアの活躍として、地元紙熊野新聞に取り上げていただきました。
頑張っている仲間を誇らしく感じると共に、私たちの活動を受け入れて下さった那智勝浦町の方々にも深く感謝します。

http://kumanoshimbun.com/news/2011_09/20110910_01.htm