10分早く来てください

2月の1日に12周年を迎えて、初心に戻ったというお話を書きました。


私が整体の勉強を始めたのは、ヨガの指導員をしている時でした。通っている人は良くなるし、合宿なんかだと劇的に体が変わる人も多い。効果は抜群にあります。


故・沖正弘先生のながれを汲んでいて、カリキュラムはすべて師匠の立案されたもの。効果はあるけれど、良くなるメカニズムがさっぱり分からない。


古本屋で偶然野口晴哉先生の本を見つけ、背骨で人の性質や健康の状態などが読みとれるという発想にとても魅力を感じました。


ヨガを教えていると、体が硬いと不健康で柔らかくなると健康というイメージがありますが、硬くっても健康な人もあれば、ぐにゃぐにゃでも不健康な人は多い。


背骨を通して人を観ることができれば、個人個人にもっとも適切な運動を判定し、提供することができるのではないかなと思いました。


体操のレッスンの前に参加者一人一人の背骨を調べて現状を把握し、把握した状況に応じてレッスン中のアドバイスをし、レッスンが終わったらまた背骨を調べて正否・適否の判断をする。そういう教室がやれればいいなあというイメージがありました。


さらに、自力の運動だけでななかなか改善が難しい部分は、整体を施術することで快復を後押しすることもできればさらにいいなとこういうふうに方向付けをしたわけです。


道場の形態というのは、それに沿って整体と自力運動と整体教室の三本立てなので、もくろみ通りに進んできています。


ただし、レッスン前に背骨を観てからレッスンを始めるという形態はまだやれていませんでした。それをこの2月から始めています。


何百人、何千人観ないとどうかなんて言えませんが、いい感じです。


ということで、レッスン開始の10分前には会場入りしてくださいね、というお話でした。