最初のスコップ

夜遅く、この週末のタッチinピースさんのアロマボランティアをコーディネートされたPSAの堀やんこと、堀口功さんが夜7時、心筋梗塞でご逝去された旨、同じくこの週末那智勝浦に来てくれたPSAの島崎さんから連絡が入りました。


今もボランティアの活動拠点として、なくてはならない井関保育所。壁は土石流と流木に突き破られ、泥の海と化していた9月中旬の井関保育所を復活させる、その最初のスコップは堀口さん、そして同じくPSAの宮浦さん親娘だったのです。


そして、井関保育所に最初に装備されたスコップや一輪車は、その時に気仙沼の大島で活動を終えたものを、PSAのみなさんが置いていってくださったものだったのでした。


紀ノ川市職員として、行政に明るい堀口さんは、気仙沼大島からの物資・道具類をできる限り役に立つところに持って行きたいと、直接那智勝浦町長と相談し、井関保育所を置き場とする了解を取り付けました。それが9月の17日。


しかし、このころの井関地区というのは、県外ボランティア解禁にはなったものの、交通規制は引かれ、携帯電話もろくに通じなかったころで、ボランティアセンター受付の一般ボランティアはまだ井関・市野々・八反田には入っておらず、絆やオンザロード先遣隊4人やちゃん、にんにこ今ちゃん、名古屋組、協議会ばんちゃん、くりりん、らんらん、和助さん、車やトール、め組たけちゃんと大阪ダッシュ隊、協議会の小野寺さん夫婦、岸和田のやっさんら石巻関係者だけで無理矢理で3地区を回していたころでした。


「津田さんでっか、宮浦です。今資材を置きに井関の保育所に来てまんねん」


という一報に18日に保育所に行くと、酷暑の保育所でわずか数人で泥だしをしていました。真っ赤になって汗が噴き出した熱中症寸前のような、でも笑顔の宮浦さんの顔が今も目に焼き付いています。その時に宮浦さんと一緒だったのが堀口さん。島ちゃんや宮浦さんとの電話の中で何度も名前が出ていました。


そこで熊野絆関係のメンバーが合流して一緒の作業となり、「保育所が使える所」として生まれ変わったのが18日でした。


そのころのプレジャーサポート協会のブログには、連日堀口さんが活動報告をあげられています。


9月のブログをぜひお読み下さい。


http://psababa.seesaa.net/



9月の20日ごろから、井関市野々八反田地区にもボラセン受付の一般ボランティアが少数ずつ入るようになり、きれいになった保育所がボラセンの「井関サテライト」となり機能し始めました。そして今日まで紀南地方のボラセンがどこも閉所になった後も唯一毎日オープンしている、地域の人とボランティアが一緒になって活動している拠点として、本当になくてはならない場所となっています。


その最初のスコップが堀口さんでした。


謹んでご冥福をお祈りします。


ありがとうございました。




http://psababa.seesaa.net/

2011年09月18日
強い助っ人登場
アクション16、宮浦からの報告です。

今朝は9時から活動開始!
昨日に引き続き、物資保管場所となる保育園の泥だし作業をしました。
10時ごろ、なんと、東北の活動の際に石巻で活動をご一緒した津田先生がNPOきずなの若い衆を連れて助っ人に駆けつけてくれました。その他、地元の方々にもお手伝い頂きました。



津田チームのテキパキとした動きのおかげで、中年チームだけではいつ終わるのか途方にくれていた作業も、午前中に完了!

物資の受け入れ倉庫が完成しました!

みなさん、ご協力ありがとうございました!



片付けた部屋で、みんなで昼食



昼から、宮浦親子は、いったん大阪へ戻り、積み残したあと半分の物資をのせて再び戻る予定です。

堀やんチーム二人は、これから近所の泥だし作業をお手伝いさせてもらうことになります。



↓9月活動当時の堀やんのブログ




2011年09月25日
堀やんの正体
先日コメントいただきました、みさおさん他、堀やんの正体が気になる方へ、自己紹介、堀やんこと、堀口功、58才、男、職業、痴呆公務員、趣味スポーツ全て、憧れている人、馬場理事長、将来、自由人に成りたい…、今欲しいもの、彼女(男性女性)問わず、自分に無いもの、世界を持っている人、立候補受付中、
少し真面目に、那智勝浦町那智大社への道が通行出来るようなりました、復旧作業が進みそうです、まだまだ個人(高齢世帯)の家は時間がかかりそうですが、堀やんも引き続き頑張ります。



2011年09月19日
オペレーター堀口?
1軒目のお宅で、瓦礫作業中、たまたま横にあったミニショベルカーを運転してしまった堀やん。作業終了と同時に、「次はこちらを。」それが終わると「その次はこちらを。」
現地対策本部から次々来る依頼を、性格上こなしてしまう堀やんでした。
宮浦




大島資材到着
11時、気仙沼からの資材が、無事那智勝浦役場に到着。早速、物資基地の井関保育所に搬入中。
ひとまず今回のアクションは、一段落。と思いきや…内容はつづく…
宮浦



2011年09月20日
派遣依頼書
那智勝浦町寺本町長よりプレジャーサポート協会へ、派遣依頼文書を頂きました。高速道路の通行が無料になる手続きが出来ます、詳しくは、連絡下さい。 堀やん


2011年09月19日
活動報告?
先ず始めに、現状は、東日本大震災は、津波の被害、当然の事ながら海から、今回は山から、自然災害の怖さを思い知らされました、被害状況は、家の形は有るが土砂で使い物にならない家が沢山、家の泥出しが大変、高齢の世帯が多く、人手がない、皆さんの応援が大きな力となります、明日から始めよう、いや、今日出来ることは今日から始めよう、後悔しないために…そんな気持ちで頑張ります…
堀やん


那智勝浦町の活動を終えて
心からありがとう、物質の調達島崎君、物質提供の岐阜の皆さん、そして、大島の皆さん運んでくれた宮浦親子、神徳さん、其から活動の応援して頂いた全ての人にありがとう、馬場理事長、今回もやんちゃな活動を見守って頂きありがとうございました。活動内容を沢山報告しなけれはばいけないのですが、まずお礼が先かと…本当にありがとうございました。