ちょっとピンボケ・手ぶれ?でごめんなさい。石巻・東北のご縁で集まったたくさんの力で活動した那智勝浦町遺族会の手で作られた水害の写真集が12月に出版されます。28日の新聞記事、写真の撮り方がよくないので、記事を転載します。


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紀伊水害 心に残す写真集
住民1万枚提供

遺族会 来月出版

昨秋の紀伊水害で死者・行方不明者が計29人となった和歌山県那智勝浦町遺族会が、水害の記憶や被災前の集落の姿を残そうと、記録写真集を作成、12月に出版する。住民から被災前後の写真を募ったところ約1万枚が集まり、氾濫直前の川や、浸水で孤立したいえの屋根で耐える住民の姿などをとらえた写真を選んだ。
専門家が「住民にしか取れない被災の記録」と話している。


遺族会は今年5月から、写真を募集。混乱の中でも携帯電話やデジタルカメラで撮影していた住民は多く、水に使った川沿いの集落や、避難所の校舎に押し寄せた巨大な流木など、被害のすさまじさを物語る写真が続々と寄せられた。


 写真集んみは被災者の手記も添えられており、父(当時76歳)とおい(同15歳)を亡くした遺族会代表の岩淵三千生さん(51)は「見たくないと思う人もいるだろうが、水害を風化させないための記録。心に訴える一冊んみなるはず」と話す。


 静岡大防災総合センターの牛山泰行准教授(災害情報学)は「被災後の様子は詳しく記録されるが、災害が起きている時の写真はなかなか残らない。被害が広がる経過を知ることもでき、今後の防災対策にも役立つ」と話す。


 A4版約120ページで1000部作成。12月下旬から、同町の南紀書房やコンビニエンスストアで販売する。