微生物による放射能の低減? その1

[エネルギー環境・未来]


放射線量の低減に微生物が働いてくれるているらしい、というような情報を三方向から目にしました。それぞれについては、今調べ始めているところで、提唱している人が出版している本も何冊か取り寄せているところなので、読んでから続きを書きます。


ぬか喜びはしたくないけれど、希望かもしれない


関連して、テレビで(ガイアの夜明けだったかな、うろ覚え)こんな特集を見ました。


輸入に頼っているレアアース。領海内の深海にたくさんあるぞ、という情報あれど、採掘実用化はまだ先の話。


私以上の年齢の人ならわりとなじみがある仁丹。あの森下仁丹という会社が、メッキに使われた廃液に残ったレアアースを回収する画期的な方法を開発して成功している、という特集でした。


技術のツボは二つ。一つは多孔質の有機物の小さなカプセルを作る技術。もう一つはレアアースを集めて体内に取り込んでしまうという微生物の発見。


簡単に言うと、レアアース回収性能を持った微生物をかご(これがカプセルです)に入れてレアアースをたくさん含んだ廃液に入れます。カプセルの中の微生物がレアアースを取り込みますが、微生物はカプセルから出られないので、しっかり取り込んだらカプセルだけすくい取ります。


微生物もカプセルも有機物なので燃やすとほぼなくなってしまい、燃えカスにはレアアースがきっちり残っているという次第です。


そういう特集を見たころに、土壌の微生物による放射線量の低減の情報が前後して複数入ってきました。放射能汚染の話は少し考えるだけでどんどん萎えてきます。原発からダダ漏れしているのに、除染もへったくれもないやろうと思ってしまうし、どうにもやりきれない。


だから、最初にセシウム放射線量を下げることができたというようなことが書かれた本を読んだ時も、希望を持ちつつも、ぬか喜びしたくないなという思いが湧いてきました。過去素晴らしい技術を作っても、対立する経済的権力者によってつぶされたり消されたりというような話も聞きますし、また未来を救うすばらしい技術のように紹介されていたものが、実は効能を大げさに語ったまがいもんだったという例も実際に体験しました。


それで、単に情報をシェアするだけで終わりではなく、ほんまにどうなのか、本物なのかどうなのか、本物だけど問題点ありで実用化は難しいものなのか、などというのを長期じっくり追いかけないとなと思っていたところでした。


テレビのレアアースを見て、レアアースを体内に蓄積するなんていう便利な微生物がおるんやーと感動しました。だったら放射性の金属を集めるような微生物もいるかもしれない。そんなふうに思いたくなりました。分解無害化までいかなくても集めてくるものがあるだけでも何か変わるかもしれない。


とにかく、実際に本を読むとか、私よりモノのわかった人に読んでもらうとか、その実際の現場を知っている人を探して話を聞くとか、実際に実験現場に行ってみるとか、そういっためんどくさい裏を取る作業を同じ方向を向いている仲間と始めていこうと思っています。


ですので、そういう経過報告記事をアップした際には、その件に関して知っていることや体験したことがある人など読者の中におられましたら、積極的に情報提供をしていただいて、ご協力いただければと思います。


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