ビッグイシュー日本版8月1日号

[エネルギー環境・未来]

作家の高橋源一郎さんと紛争地域の「武装解除のプロ」伊勢崎賢治さんの対談が面白かった。

で、原発に関して表層的な賛成反対でない話が載っています。

伊勢崎
「インドに日本が原子力技術を売るかうらないかについては、日本が売らなくてもアメリカかロシアがやるでしょう。核をなくすことは、たぶんこの世から戦争をなくすことと同じです……」

私は地震国で津波国でもあることが明確な日本で原発を再稼働をすることは反対です。ただ反対だと思っていても何も変わらないので、何をしたらいいのか探しています。具体的に変えていかないといけない。そこのところでまだうろうろしています。

先日書いたように、予約メールの転記漏れでＭさんご一同に迷惑をかけました。同日、ちらっと見て穴あきでないと判断して持参した作務衣の下ばきは、膝に巨大な穴が両方あいていました。帰りの電車ではポケットＷｉ-Ｆｉを窓際に忘れました。そう思い込んでいたらウエストポーチの見えにくいポケットに入っていました。一昨日は整体施術記録の会員情報カードを自宅に忘れましたし、今日はシャツのポケットに定期券を忘れてきました。

発覚し、自覚したものだけでこれだけあります。発覚し自覚できたものだけでもこれだけあるということは、発覚せず自覚していないものが相当数隠されていると思った方が間違いありません。多かれ少なかれどなたにもそういう面はあると思います。

私が私という人間のこれからを考える時、人に迷惑をかけないように気を付けて対策を取るというのはもちろんですが、「それでも俺は間違えるに違いない」ということを組み込んで考えた方が自然で妥当だと考えます。
それは、どなたであってもその方がいいと思うのです。

核というのは、そういう不完全な人間が、コントロールできないものを扱うのですから、やはり手を出してはいけないと思います。

ましてや輸出なんてのは怖くてたまりません。福島でもいざというときに本店の命令を現場の吉田所長が無視して対処したことで被害が低減された面があったようです。そういうカラダを張った方のおかげで助かった面があります。

いざという時に自分でも止められないようなものを、人に売りつけるというのはまったく怖い。

そんなふうに思っていますけど、このビッグイシューの記事を読むと、自国のことだけ考えても問題は国際的に進行しちゃっているということがわかりました。

だからインドで粗悪な（かどうか知りませんけど）ロシア製やアメリカ製の原発が幅を利かすぐらいなら、それよりも何十倍も安全性が高い（かどうかも知りませんけど）日本製の原発でしのいで、その間に原発に頼らないですむものを作っちゃう、というようなことを考える人がいても否定はできないな、と思ったのでした。

ここで意見を書いても事態は変わりません。が、とりあえず自分を整理するために書いています。必要なのは事態を少しでも変えていくこと。何ができるか探しています。

ビッグイシューは駅前でホームレスの人が売っています。仕入れたけど売れ残った本は在庫で持っていますから8月1日号なら買えるかもしれません。読んでみてください。

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