みちのく忙し旅 旧知のみなさまの近況 後編

[被災地支援]

ベースの一階の「元・診察室」でぐっすりと休み、5時半に起きて大阪に向かうタケちゃんを、ふとんから首だけだしてお見送り。


そうすると、朝礼は私だけになるので、中身がわからないので一人で詳細の発表なしで「今日も一日」「がんばるぞ」「おー!」とやる。


ぐたぐたと片付けているところへ、ベースの事務、カーシェアリングの事務などを担当されている鈴木さんが出勤されてきて、美味しいコーヒーを入れていただいて、お返しに整体。


あら、軽いわーの鈴木さん。


社協の阿部さんに電話を入れると会議中。計画では午前は「移動支援レラ」さんで、昼は八幡屋さんで地元の食材の入った和食で昼食を頂いて、昼休み中に社協に行って雄勝の阿部さんにご挨拶をして、カーシェアリングの仮設の中の現場事務所に伺って、帰り道に南境近辺を通り「元祖・絆ベース」付近を徘徊、隙あらば陶芸家茂木さんにとびかかり、橋を渡ってたもとの採澤君と一緒に整体に通った小野寺さんのところに寄って、ベースに返って車を返し、市役所に行ってめぐみのさっちんと、日本茶で評判のふーびーに初お目見えして、高速バスで仙台経由空港行き、格安ピーチで関西空港経由和歌山の自宅というプラン。


なんとなくかなりタイトな気はするけれども…


で、そろそろレラさんに行こうかなと支度をしていると、トラキチこと元協議会スタッフの小野寺さんからメールがあったので電話。なんとトラキチさん。お盆にがけから落ちて4か月近く入院して今朝退院したのだとのこと。

レラさんの事務所で合流することになる。


レラさん。経済的地理的諸条件で足を持たない人の足になって病院への送迎などを行う、震災直後からずっと続いている移動支援の会です。

ちゃんと本日の予定に津田の整体を入れておいていただいていました。(画面中央あたりを見よ)



レラさんという団体の素晴らしい働きっぷりについてはあらためて書きます。で、コーヒーをごちそうになって、出入りする運転手ボランティアの方を優先に整体開始。


お名前を書き洩らしました。京都伏見からの長期ボランティアの古武士のような風格のこのひげの方もとろけました。



久々の小野寺トラキチさんも、




とろけました。




トラキチ奥さんもとろけました




ライオンズの阿部さん、運転の吉川さんも、



とろけました。事務所スタッフの加藤さん、協議会でご一緒したこともある成田さん、その場最高齢の梅さんを終えたところで3時半で時間切れ。

ところで朝の時点では

「午前は「移動支援レラ」さんで、昼は八幡屋さんで地元の食材の入った和食で昼食を頂いて、昼休み中に社協に行って阿部さんにご挨拶をして、カーシェアリングの仮設の中の現場事務所に伺って、帰り道に南境近辺を通り「元祖・絆ベース」付近を徘徊、隙あらば陶芸家茂木さんにとびかかり、橋を渡ってたもとの採澤君と一緒に整体に通った小野寺さんのところに寄って、ベースに返って車を返し、市役所に行ってめぐみのさっちんと、日本茶で評判のふーびーに初お目見えして、高速バスで仙台経由空港行き、格安ピーチで関西空港経由和歌山の自宅というプラン。」


の最初の一手が終わっていないのであった。ははは。


さらに2011年以来の盟友・村島代表の労をねぎらう整体を、と考えていたのだが果たせなかった。移動サービス事務所詰めの村島さんは、通信販売・テレビショッピングのコールセンターのようにひっきりなしにかかってくる利用の依頼、予約の電話を受けては、次々に運転手さんに行先を振り、車両を割り当てていくのがお昼間のメインのお仕事。


2年以上ずっと瞬間的に人に振って、人に割り当てるということをやり続けてきた村島さん。次の整体はタイミング的に村島さんでっせという順番が回ってきても、その瞬間に他の人に「整体の順番」も振ってしまうのである。悲しい「さが」である。振って割り当てて2年8か月。自分には振れない女になってしまったのですね…


ということで天啓を受けて「移動支援 レラ」にヒントを得て、「移動整体支援 ホラ」というのを立ち上げることにする。これは整体がうまくいったときには「ほらね、良くなったでしょ」と勝ち誇るための名前であり、また東北に行く行くと言いながらいけない時は「あそこの話は【ホラ(話)】だから、しかたないね」と笑って許してもらおうという二つの意味を持つ。


ではレラのみなさん「ホラ」の次回をお楽しみに。ホラはレラを支援します。私が行けなきゃつっくんを派遣します。たぶん。


ということで次回の機会をつくることを念じつつ、ベースに帰って4時。本日の石巻日日新聞の一面に取り上げられたまなみ嬢にご挨拶。鈴木さんの帰り便の車に同乗させていただいて、市役所建屋内の「  」(かぎかっこへ)。土日限定開店の高校生たちが企画運営して、街を活性化させようというのが「 かぎかっこ 」さんのコンセプト。

※かぎかっこについてはレラさん同様、後日詳細を書きます。日本カーシェアリング協会さんのことも書きます。みなさん素晴らしい仕事です。


五、六人の高校生の中に、髪の長い知的な雰囲気の女性が高校生に囲まれながらパソコンを見ていたので「さっちんいますかー?」と叫ぶと、さっちんだった。びっくりした。そういえばめ組のジャージ以外見たことがなかった。風呂も着替えもろくにできなかった修羅場の時期の記憶が鮮明なので。こちらも同じだけど。


ふーびーが「噂の日本茶」を入れてくれかけたのだけれど、(彼は日本茶インストラクターです)、時間切れで飲めず。ばさっと記念撮影だけして「ではまたー!」


みんなの指サインが「かぎかっこ」でしょ。


出発1分前のバスに飛び乗って仙台に向かう。が、事故渋滞…。で、飛行機に間に合わず。新幹線で帰る。悲しい。気が付くとボランティアセンターの阿部さんから留守電が入っていた。懐かしい声を聞く。なんか、電話だとあらたまってなまっていないのであった。


二年半ぶりの石巻。到着時に石巻駅でカルピスソーダと菓子パン、翌日には鈴木さんが入れてくれたコーヒー、お昼間にはレラさんで入れてもらったコーヒー。20時間の滞在中おなかに入れたのはこれだけ。今回も石巻の海の幸は食することができなかった。次回の楽しみとするべし。


石巻のみなさん、ありがとうございましたー。またー!大阪か和歌山に来ることがあったら、事前に言ってねー。