実用の陰陽論

進化体操ブログで「実用の陰陽論」というテーマを立てて記事を書いています。
詳しくはこちら→http://ameblo.jp/sinkataisou/theme-10091003948.html

両極を想定して間に入ると、いままでと景色が変わる、体が変わる、というものです。

前後、上下、未来・過去、好き・嫌いなどなど陰陽がありますね。


未来と過去ではたとえばどんなことをやっているかというと、

〇いつか実現したいことを手帳に列挙して何回も読む。実際には全部で22項目を書きだした順番で覚えてしまっているので、通勤途上などに思いだすという習慣になっています。(陰陽の陽 未来)

〇実際にやったことを逐一メモ帳に終わるたびに書きだす(一日100個を目標にしていたら、調子よくなって最近は200を目標に150個ぐらい書きだしています。やったこともアイデアやプランも一個に数えます)(陰陽の陰 過去)


こうすると、目標に向かって実行することも徐々に方向づけされていきますし、また目標もより実現したいことに修正されて行きます。

そういうのがたとえば「未来」と「過去」という両極の間に入るという例です。


もう一つはいささか抽象的ですが「150年計画を立てる」と「明日死ぬ」の間に入るという設定です。

この150年計画というのは野口晴哉先生が何かに書いておられたもののうろ覚えの記憶です。120年だったかもしれません。「10年や20年で達成できるような目標を立てるから人間がみみっちくなるのだ」というような文脈で語られていたような記憶があります。

実際に野口先生は、整体のある生活を三世代ぐらいを想定されていたそうです。整体を受けている人から、整体生活で育っていく子どもができる。そういう子ども同士が結婚すると、三世代後にはより丈夫でたくましい世代が生まれる。たとえばそういう発想で整体普及をされていたらしい。

ヨガの指導者からスタートして、ご縁あって野口整体を学ぶ機会にめぐまれ、20年ほど右往左往していたら「進化体操」「とろける整体」「PM速読」という自分でもけっこう納得のいくものが生れてきました。なので普及のシステム作りとか後継者というようなことがテーマにあがってくる昨今です。

そこに「実用の陰陽論」というものが浮上してきた。

進化体操普及を5年後10年後を見すえてやるのと、150年後を見すえてやるのとでは実行する中身が変わってきます。


ただし、両極端を設定すると、実は一致することも多いのです。

150年後に普及させるにはどうするかというのと、明日死ぬけどどうする?という二つですね。

陰陽両極から見えて来た答えは「出し惜しみしないで、どんどん公開しろ」ということでした。

確かに。


3年後ぐらいを考えてあまりにきちっとした仕組みを作ってしまったら、自分が抜けたとたんにかえって消えてしまう可能性があります。

仕組みのなかで徐々に公開していくぞと出し惜しみをしていても、しかるべき人のところに届かない。

しくみをつくって組織の内部でレベルを上げようとしても、かえって私以上のレベルの人が出て来なくなる。そりゃお粗末だ。

特定の後継者をつくらなくっても、何か続いていくようなそんな視点で一つ一つの行動を引き出していくのが一番。だったら、見つかったもの、まとまったものはそのたびに公開していこう。

そんな景色が見えている今日この頃。

気分的には非常にすっきりしますね。

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ブレーキをはずすいろいろなアプローチ
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