17歳 その3

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 日常淡々日記度    ★ 
 お気楽エッセイ度   ★★★★★ 
 ひたむきに伝えたい度 ★★
 筆者自身の心覚え度  ★  

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しかし、17歳になった私は、空手とともに、阪神タイガースの施設応援団をやっていたのでした。(校内で応援団を結成し、ライトスタンドの『闘虎会』というおじちゃんたちの会に合流させてもらっておりました。)

当時の甲子園球場ライトスタンドは、今のように満員ではなく、若い女性も少なく、よっぱらったおじさんはたくさんいました。したがって「出会い」はまったくなかったのであります。(でも年長の男性方にはたいへんにかわいがって頂きました。当時お世話になった小林団長はじめ闘虎会のみなさま、またよっぱらったおじさん方ありがとうございました。あのガキもりっぱなおじさんになりました)

♪走る海辺のまぶしさ 息が切れないくらい
 はやく〜 強く〜 つかまえに来て〜
 好きなンだもの

17歳になったら、髪の長いべっぴんさんが「つかまえにきて〜」と甲子園浜で待っているはずだったのですが、私は甲子園浜まで行くことなく、その手前甲子園球場で止まってしまっていたのでした。もうひとがんばりして甲子園浜まで足を伸ばしていれば、人生は変わったかもしれないのですが。