278話 ピープルパープル

劇団ピープルパープルの広報の柏村さんから、「もうすぐオレンジの神戸公演が近づいてますよ」という連絡がきた。

「オレンジ」という作品は、レスキュー隊の物語りで、神戸が舞台である。その中に阪神大震災のことが見事に組み込まれている。

もともと昨年の8月末ごろ、この日記でも書いたけれども、このオレンジの8月公演に客演していた植村さんから「主役が倒れた、まだまだ公演は続きますねんけど、体のケアの応援にきてくれまへんか?」という連絡を受け、楽屋に駆け付けると、レスキュー隊のかっこうをした男達がばたばたと倒れており(疲労で)、レスキュー隊のレスキューをした、という話である。

その折に、ピープルパープル座長、最高司令官の熱血快男児宇田氏が、「お礼はいかようにもお申しで下さい」と意識もうろうの中で言われるのを、私も「いえいえ、兵庫県民として震災を語り継いで下さるみなさまへのささやかな感謝の気持ちです」と見栄をはったのである。

先月のオレンジ、東京公演も大好評だったと聞く。しかし、またしても役者は疲労だか風邪だかで大変だったと聞く。今回の公演前には神戸市の消防で実際の訓練まで体験されたと聞く。う〜ん。まことにもってこの再演にも期待が盛り上がるのである。

チケット好評発売中で、土日などけっこう売れてまっせ、津田さん来る日を早く決めてね、という話である。おそらくは前売り完売、当日券なしだっせ、という事態は予想される。

もしこの日記で興味をもたれた方は、劇団ホームページまで。

http://www.h7.dion.ne.jp/~pxp/


ただし、このホームページ、私の旧式マックでは文字化けして読めないのであるが。