336話 雨もブログもひさしぶり

久々の更新になる。今日はS澤君のお母さんが、操法後に

「最近、ブログを更新してらっしゃらないですわね」

と穏やかに指摘された。

おっしゃる通りである。あらため見直すと21日以来更新していない。その間遊んでいたわけではなく、せっせと会報を編集し、印刷し、発送していたのである。そしてあらかた片付いたので、再びがしがしと右往左往書き連ねることとと思う。


そうは問屋が下ろさないかもしれない。

偶数月の月末に発行している会報を、偶数月の月初めに発行しようという話が、関係者の中で急速に浮上し、有無をいわさぬ圧力で筆者に迫りつつあるからである。

会報には2ヶ月分のスケジュールやイベント告知を掲載しているのであるが、それだと月初めのイベントの実施日と、その告知を受ける間がなさすぎるではないか、というのが「会報、偶数月初め発行論者」の根拠である。極端な話、会報が31日に届いて、イベントが1日では誰も来ませんよ!ということである。

しごくもっともである。適切な指摘である。会報の作り手が自分でなければ、諸手を上げて賛成したことであろう。


先月のスケジュールをチェックしていたら、6月は丸まる一日休んだという日が一日もなかった、ということに気がついた。もともと休みを入れなかったというのではない。ちゃんと道場の休みは週に1〜2回確保しているのである。

その確保した休みに自宅で休みを堪能しようとしていると、向かいの野球少年「だいちゃん」が、外野のノックで野手どうしが激突して、あちこち痛い痛いと、ふらふらしながらわが自宅へやってきたりするのである。はたまた3軒向こうのかずちゃんが「ねんざした」とけんけんでやって来たりするのである。さらには親戚ののりちゃんが「ぎっくり腰で」とやってきたり、偏頭痛歴18年を誇る女性が訪れて来たりするのである。

もちろん、突然やってくる人はいない。

「これこれこういう不調なのですが、お宅にいてはる日はいつですか?」

と事前の問い合わせ電話などはちゃんとあるのである。それに対して筆者は


「そりゃたいへんですね。だったら明日は休みですからいいですよ、来て下さい」

などと答えるのである。さらに別の方には

「明日の休みの午前中にお一人みますから、その後の時間帯でどうです?」

などと答えるのである。

そういうことを積み重ねていて、

「今日は休みなのに忙しいなあ」

などと思っていた。せっかく休みで時間があるんだから、会報をやろう、などということになる。よ〜く考えると(ふつうはよく考えなくても)「休みの日に仕事を入れると、その瞬間にその日は休みではなくなる」ということに気がついていなかった。

かくして6月は一日も休みがなかった。


しかし、これもありがたいことである。道場を始めたころには、道場に出勤しているにもかかわらず、誰も来られないという日もすくなからずあったのである。出勤しているのに仕事がないのと、休みだけど仕事があるのとどちらがいいか、と問えば、もちろん休みだけど仕事がある、という方に軍配が上がる。


しかし、朝な夕なに南海電車で眺める紀ノ川を、川沿いに走る電車でもって、ぐぐぐっとさかのぼって高野山のあたりか吉野山のあたりまで出かけて、カヌーでどんぶらこと自宅近くまで下ってくるという計画がいつまでたっても実行できないのが残念である。

ということで、しかし結局は7月に会報を作成することになるであろう。

しかし、休みもしっかり取るぞ、と思う、7月1日だったのでした。


※四国や和歌山ほか、渇水の地域に少し雨が降り始めたみたいですね。よかった。