375話 若頭(だんじり関連5)

若頭とはヤクザ社会においての非常に重要なポストの名称である。神戸の某Y口組の場合、若頭とは組織のナンバー2である。それはさらに「次期組長」の座を約束されたと言っていい人物が就任することになっているる。(と実話系週刊誌に書いていた)

直系組長99名のトップに立ち、人格・見識・実行力に経済力に戦闘能力を兼ね備えた、大看板の大貫禄の親分でないとなれない、というポストの称号である(と実話系週刊誌に書いていた)

その称号である「若頭」という役職が、だんじり曳き実行部隊のリーダーに与えられるという一点を見ても、岸和田のだんじりの根底に、いかに戦闘的なものが流れているか、ということが見てもれる。

京都出身の代表的著名人とは誰か?と関西人に問えば、それは「浜村淳である」と異口同音に答えるであろう。(と話の展開上必要なので、かなりいいかげんに断定する)浜村順に着物を着せて、京都の町家の2階で町衆、だんな衆に混じって祇園祭の寄り合いに座らせても違和感はない。

しかし、浜村淳だんじりの作戦会議に臨席させても、出る幕はなさそうである。

「ちっとは黙っておられへんのんかい、わりゃ」

と言われ、隅っこで「今日も笑顔でありがとう!」とつぶやくしかないであろう。

岸和田出身の代表的著名人とは誰かと問えば、それは全国区で、比例代表搭載名簿1位で「巨人の清原」ということで当選確実である。